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ゴン川野 Selection

デジタルマイク内蔵のUSB接続のコントローラー。●動作環境: USBポートを備えたApple社製Macintosh。Mac OS X 10.2以降(10.3 Panther対応)●対応ソフトウェア:Finder、 iTunes、DVDプレーヤ、 Safari、 InternetExplorer(その他のアプリケーションも、ボタンに自由に機能を割り振ることが可能)。
http://www.openbook.tv/products.htm

製品の詳細はApple Storeでも確認できます。

第1回 あの禁断のペットに付属していたマイク付きコントローラー 03.15 UP


 



Photo 01

Photo 02
[量販店のマック売り場で見かけたマイク付きコントローラー]

毎日、日課のようになっていることがある。新宿の量販店にでかけて、PCや周辺機器、デジカメ、ケータイ、PDA、AV機器など、ひととおり売り場を物色するのだ。特に商品を買う気がなくても、新商品の発売状況や、特定の商品の価格の変動など、眺めているだけで楽しいのは私だけだろうか。なかでもMacintosh関連の製品は他のPC関連のものに比べると、ラインナップ数が少なかったり、モデルチェンジや新商品の発売スパンも長いので、毎日眺めても特段と変わりがない日がほとんどだが、それでも「ひょっとしたら何かでてるかも」感を募らせ、今日もマック売り場へと足を運ぶのである。そんなある日、Macintoshのフロアを歩いていると、展示用の『iMac』に見慣れないものがつながれていた。一見するとゲーム用のコントローラーのようなのだが、コントローラーの中央部分に、突起物がある。よく見ると隅に『Seamic』と描いてあった。(photo 01

シーマイク!? これって、あの育成型シミュレーションゲーム『Seaman』のシーマイクではないか。ちゃんとシーマンのロゴもある(photo 02)。象の鼻のような形の突起物はマイク部分であった。なんでこんなところに展示しているのだろう。マック版のシーマンがでるという話もないのに……。

[シーマン開発者、斉藤由多加氏のもう一つの顔]

ご存知の方がほとんどだと思うが、『Seaman』とは半身が魚で、顔が人間のヴァーチャルなペットを、卵の状態から成魚になるまで育てていくゲームである。専用のマイクがあり、成長していく過程や成魚になったシーマンに対して、「おはよう!」などと呼びかけると、さまざまな反応をしめす。


Photo 03
『Seaman』は1999年にDreamcast版として初めて発売され、ドリキャスのキラーアプリケーションと呼ばれるほど人気となったゲームソフトだ。2001年にはPlayStation2版も登場し、内容もグレードアップした『禁断のペット・シーマン<完全版>』は再びヒットとなった(photo 03)。

実はこの『Seamic Controller』は、Macintoshの誕生20周年を記念してシーマン開発元の株式会社ビバリウムが昨年11月に発売したものなのだ。

シーマン生みの親は、株式会社ビバリウム代表取締役社長の斉藤由多加氏。シーマンのみならず、ビル建設のシミュレーションゲーム『The Tower』も手がけたことで有名なゲームデザイナーの一人だが、もう一つの顔としてMacintosh研究家としての斉藤氏はご存知だろうか。斉藤氏は古くからMacintoshの愛好家であり、また『HyperCard(Mac OS 9以前に存在したマック用オーサリングソフト)』のプログラマーでもあった。マック系の書籍も複数出版しており、本誌DIMEでは「林檎の樹の下で」というタイトルで連載していたこともある。かくいう斉藤氏が『Seamic Controller』のマック版を発売したしたことの真意は何だろうか……。もし、あの禁断のペットに訪ねたら「俺だって、好きでマック版のコントローラーなんかになったんじゃない!」と言うかどうかはわからないが、購入してみて実際使ってみることで、その真意を探ってみたくなった。

[単なるゲームコントローラーではないシーマイク]

『Seamic Controller』のパッケージには、本体USBコントローラーと、マイク、取扱説明書、インストールCD-ROMが入っている(photo 04)。マイク部分はコントローラー本体に差し込んで使用する(photo 05)。色は最近の『iMac』や『iBook』によく似合う白だが(photo 06)、外見はPlayStation2版の「禁断のペット・シーマン<完全版>」に同梱していたコントローラーと差異はないように見える。実際、接続にはMacintosh用ドライバーソフトウェアが必要になるので、プレステ版のシーマイクを持っている人も本製品を購入してドライバーを手にいれるしかない(photo 07)。

Photo 04

Photo 05

Photo 06

Photo 07


Photo 08

Photo 09
付属CD-ROMから専用のインストーラーでドライバーをインストールした後、Macintoshを再起動すると、システム環境設定のその他の欄に『SeaMic』というアイコンが増えていることが確認できる(photo 08)。次にコントローラー本体の裏側にあるシリアル番号を入力すると(シリアル番号の入力は最初の一回だけ)準備完了だ(photo 09)。


Photo 10

Photo 11
USBポートに『SeaMic Controller』を差し込むと、オリジナルの起動音がして、接続されたことがわかるようになっている。ちなみにUSBポートからコネクタを抜いたときも同様の音がする。接続すると特に設定しなくても、ジョグコントローラーではマウスポインタを、十字キーではキーボードの←→↑↓キーの操作ができる。クリック操作も「Aボタン」がクリック、「B」ボタンは右クリック(Control+クリック)が割り当てられている(photo 10)。さらにシステム環境設定で細かい設定ができるようだが、「Finder/iTunes/DVDプレーヤ/Internet Explorer/Safari/Keynote」に関しては、それぞれのアプリケーション専用の対応可能なコマンドが用意されているので、誰でも簡単に自分の好みに設定にカスタマイズも可能だ。

『Seamic Controller』中央部の『switchボタン』は、1回押すと画面最上部のメニューを表示するようにセットされており、さらに1回押すと『Dock』に移り変わる。選択されたメニューの選択を上下や左右に動かしたり、Dock内のアプリケーションなどの選択も十字キーで行なう(photo 11)。

Macintoshのあらゆる操作がコントローラーからに容易に行なえる『Seamic Controller』は、テキスト入力こそできないが、DVDプレーヤや、iTunesなどエンターテインメント系のアプリケーションでは、早送りや、音量調節、メニュー表示などの一連の操作が、マウスやキーボードを使わなくても可能だ。またiChatでは、マイクを口元に近づけることができるので、周囲の雑音が入りにくく、クリアな音声をビデオ会議や音声メールとして使用することができる。ケーブルも1.8mと長めに設定されているため、ベッドサイドで使用する際はとても重宝すると言えよう。

次回では、実際にアプリケーションで使用した際や、開発の裏に隠されている今後の可能性についてレポートしたいと思う。

モデル:田村宏美
 


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