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ヌル小口 Selection

TOEICテスト用総合学習プログラムをCD-ROMで標準装備。業界初、本格的な英語学習ができる電子辞書。●幅153.5×高さ18.6×奥行き111.0mm、約335g(電池込み)。液晶ディスプレイ=4.5型(320×240ドット)。電源=アルカリ単3形乾電池2本。
http://www.casio.co.jp/
http://www.casio.co.jp/release/2002/xd_cp100.html

第1回 電子辞書で英語学習! 03.11 UP


 


引くのは面倒だが、けっこう辞書好きな私。現在、講談社『類語大辞典』など、電子辞書化されていない以外の辞書・辞典類は、もっぱらパソコンにインストールしたそれを使用しています。検索項目や結果をコピー&ペーストできるなど、メリットの大きいパソコン用辞書ですが、パソコンが起動していないと使えない、プログラム自体の起動に時間がかかる、というデメリットもあります。そこで、専用の電子辞書をいろいろと試してみることにしました。
第1弾は、カシオ『エクスワード データプラス XD-CP100』。ポイントは、スピーカーを内蔵し、英語の学習機能が備わっていること。TOEIC試験対策のアプリケーションが付属し、私のもっとも不得意とするヒアリングを強化できる(ハズの)電子辞書です。


[収録されている辞書はスタンダード]

まずは、内蔵される辞書をチェックしてみましょう。

国語辞典 広辞苑(第5版)/逆引き広辞苑(第5版対応) 岩波書店
英和辞典 ジーニアス英和事典(第3版) 大修館書店
和英辞典 ジーニアス和英辞典 大修館書店
英語類語辞典 電子版辞書 大修館書店 監修
漢和辞典 漢字源 学習研究社

まあ正直に言って、辞書の充実度は標準レベルです。標準的な機能を、いくつかご紹介しましょう。電子辞書ならではの機能が「ジャンプ機能」。異なる辞書間をシームレスに行き来できる、電子辞書ならではの言語リンク機能、とでも言えばいいでしょうか。たとえば、英和で引いた内容にある単語を、さらに類語辞典で引き、さらに英和辞典で引いていける(photo 01、02、03、04)。もちろん、同じ辞書内でもフレーズを選択するだけで引き直せ、辞書を引くという苦痛はまったくない。この機能がない電子辞書は買う価値なし、とまで言い切っていいでしょう。


Photo 01

Photo 02

Photo 03

Photo 04

反対に、電子辞書ならではの機能だと思っている人もいるかもしれませんが、実は書籍としても出ているのが、「逆引き広辞苑」。広辞苑を単語のお尻から引くことができる辞書です。たとえば、「えもん」で引くと、人名の○○衛門などがずらりとリスト化(photo 05、06)。岩波の辞書だからか、小学館のドラえもんこそ載っていませんが、溺死者の意味で使われる「どざえもん」が江戸時代の力士で実在していたことなどがわかります(photo 07)。しかし、今なら人権問題でっせ(笑)。


Photo 05

Photo 06

Photo 07

英和辞典では、2つ以上の単語を使った表現を検索できる「例文検索」も利用可能です。

[語学重視の電子辞書も多種多様]

英語学習には英英辞典もほしいような気もしますが、同じカシオの電子辞書製品との差別化もあってのことかもしれません。
『エクスワードXD-R9000』は、3つの英和辞典、3つの類語辞典、英英辞典を収録した英語辞典強化モデル。
『エクスワードXD-R6200』は、英語の他ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語のトラベル会話集、日本語辞書では古語辞典など23種類もの辞書・事典類を収録したモデル。
結局、目的が、TOEICなのか、英語学習なのか、海外旅行での会話なのか、によって選択していくほかないようです。
また、中日・日中辞典収録の『エクスワードXD-R7300』、仏和・和仏辞典収録の『エクスワードXD-R7200』、独和・和独辞典収録の『エクスワードXD-R7100』など、各国語用の電子辞書もラインナップされている。これだけラインナップが増えてくると、SDメモリーカードなどによる辞書データが追加できるようになってもよさそうですけどね。


Photo 08

話を戻します。カシオ『エクスワード』シリーズの良いところは、まず、キーが大きめで入力しやすいこと。キーの横幅があるので、親指でポチポチ押さずとも、両手のすべての指を使って入力でき、ストレスが少ない。さらに、『エクスワード データプラス XD-CP100』(以下XD-CP100)には、液晶の右側にスクロールボタンが備わっており、これまた操作感がいい(photo 08)。手に持ったまま使うのに快適です。



[聞きやすい音声。ただし内容がわかるかは別問題]


Photo 09

Photo 10

Photo 11

Photo 12
さて、目玉の英語学習機能ですが、CD-ROMの形で「アルクの今日からはじめるTOEICテスト完全攻略コース」が付属されています(photo 09、10)。最初にパソコンにインストールし、さらにUSBケーブルで接続した『XD-CP100』に転送します(photo 11、12)。ちなみに、転送先は本体メモリーのほか、SDメモリーカードも使えます。
とりあえず1、2週間分のプログラムを転送させ、いざ学習開始!
学習は、TOEICのテスト内容に沿っておこなわれます。音声で英語を聞いて、選択肢の中から解答するといった形です。イラストを使った問題もあります(photo 13、14、15)。
ヒアリング問題で流される英文は、内蔵のスピーカーでも聞き取りやすい。確実に聞き取れます。あくまでも本人のヒアリング能力があれば、の話ですが……。ヘッドホン端子を備えているので、電車の中などでも学習可能です。
学習状況は1週間(5日)日分を電子辞書からパソコンへ戻し、パソコンでも学習の進行を管理できるようになっています。


Photo 13

Photo 14

Photo 15

[結局は本人次第という身もフタもない結論か!?]

学習結果の画面を見せるのは勘弁してください。
ヒアリングが苦手な人間には頭にくるひっかけ問題(ひっかけと感じてしまうところがヒアリング能力のなさなんですが)もあって、TOEICを目的とした学習でないと、途中で嫌になる可能性もあるかも。でもTOEIC試験の学習教材としては、CD-ROMと紙のテキストを使うよりも効果的でしょう。飽きにくいし。たとえTOEICの勉強に挫折したとしても、電子辞書として使い続けられます。あ、ネガティブな言い方になってしまいましたね。ポジティブに言い直すと、TOEICの学習教材にとどまらず、英和辞典、類語辞典へと英単語の学習を広げられる可能性を持ったアイテムなのであります。

ちなみに、カシオからはWindows CE搭載のPDA『カシオペア』をベースとした英語学習機『English Challenger』も発売されています。こちらはCFカードにて「ラジオ英会話」「TOEIC対策」などの学習教材が供給されるタイプ。ペン操作ができ、液晶もカラーですが、あくまでも学習機で辞書機能は最低限。英語学習目的で、電子辞書はすでに持っている方、さらには絶対挫折しない自信がある方にはこちらもオススメです。


 


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