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『AX 10』の電源がオンの時、特に録画操作をしていなくても、HDDの音がかすかにカラカラと聞こえてきます。これが噂のHDDレコーダーの呪い……、ではなく、HDDレコーダーならではの機能「タイムシフト視聴」の動作音です。『AX
10』では、チューナーで受信した映像を常にHDDに記録し続けているのです。カラカラカラカラと。倹約家の方々であれば、「なんでまた、そんなムダなことを」とお感じになるかもしれませんが、この機能があるとないとでは便利さが大違い。いわば24時間給湯システムならぬ、24時間TV映像供給システムなのであります。

[TV放送の時間軸を自由自在に]


Photo 01 |

Photo 02 |

Photo 03 |
さて、実際どう便利なのかを軽めの例から。
TVを見ていて、セリフが良く聞き取れないことってありません? 直後に笑いが起こったりすると、ちょっと気になりますよねぇ。こんな時、一緒にいる人間に「今、何て言ったの?」ときいたところで、たいてい「さあ…?」という返事しか返ってきません。そこで、『AX
10』のリモコンのスティックボタンを、クイっと左に動かします。するとビデオ再生のように映像が巻き戻され、セリフを聞き直すことができるのです。これがタイムシフト視聴。画面下にタイムラインでは、放送中のライブ映像からどのぐらい前を見ているのかが表示されます(photo 01)。
タイムシフト視聴に備えて、蓄積されている映像の時間は最大90分。ちょっと前どころか、番組の頭までさかのぼることもできます。TVをつけたときに、もう番組が終わりかけていても、リモコンで巻き戻して最初から見られる。以前にゴン川野が使っていたうまい例をパクらせてもらいますが、『刑事コロンボ』の最初の犯罪実行シーンを見逃していても問題ないということです。ただ、ちょっと気になることがありましてね。『AX
10』といえどもチューナーはひとつですから、その放送局にチューナーが合わさっている必要があるんですよ、ええ。あと、もうひとつだけいいですか? チャンネルを変える度に、記録し続けている映像の放送局も変更されるんで、「しまった、もう番組終わっちゃう!」の予防のためには、日頃からもっともお気に入りの局に『AX
10』のチューナーをあわせておくことが肝要なんです。もっとも、うちのカミさんが言うにはですね、「その前に、気になる番組は録画予約すればいいでしょ」って話なんですがね(コロンボ口癖モード終了)。
全体のHDD容量80GBからすると90分はごくわずか(photo 02)。それでもHDDの残量が気になる場合のために、蓄積される時間は最短1分から1分刻みで、さらに録画画質もカスタマイズが可能になっています(photo
03)。
[放送終了後の番組を録画する]

このタイムシフト視聴の応用として、途中から見た番組や、すでに見終わった番組を後から録画して残すこともできます。巻き戻したところで、録画ボタンを押せば、その番組が頭から録画されます。また、番組全体ではなく、録画したい部分だけを切り取って保存することも可能です。
もちろん、ビデオ再生のように、放送中の番組を一時停止・再生にも対応。ちょっと文字情報をメモしたい、TV鑑賞中に電話がかかってきた、宅配便が来た、ピザの配達が来た、などなど様々なシチュエーションで便利。いままでCMに入るまで我慢していたトイレにもいつでも行けるわけで、きっと膀胱炎の予防にも役立ちます!

[経験してみないとこの便利さは実感できない?]


Photo 04 |
また、録画予約した番組も、ビデオのように録画が終了するまで再生を待つ必要はありません。タイムシフト視聴と同じように、リモコン操作で放送中の番組の最初から追いかけるように再生することができます。これが「追っかけ再生」(photo
04)。TV機能のあるパソコンの説明などで、すでにご存じの方も多いでしょう。
しかし、実際に使ってみるまでは、私も「それのどこが便利なわけ? そんなもん、全部録画し終わってから頭から見ればいいだろう」と思っていました。ところが、結構使うもんなんですよね。個人的な話ですが、完全に留守の時にする以外の録画予約は一種の保険みたいなもので、録画していても放送をリアルタイムで見ていることがかなり多いのです。だけど、放送開始時間ぴったりにTVをつけたり、スケジュールを調整するのは面倒くさい。よってアバウトな時間にTVの前に座るのですが、それでも番組を頭から見られるのはストレスを感じなくて済むんですよね。
いよいよ、次回はパソコンとの連携機能へ。では、また。
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