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ヌル小口 Selection
●ストロボ内蔵、デジタル一眼レフレックスAF・AEカメラ。撮像素子=有効約630万画素(総画素約650万)CMOSセンサー、記録媒体=CFカード(Type I、II準拠)、記録画像形式=JPEG/RAW、シャッター速度=1/4000〜30秒、連続撮影速度=約3コマ/秒、最大連続撮影コマ数=8コマ。
http://canon.jp/

番外編その1 外付けストロボでイージー撮影! 01.24 UP
第4回(完結編) 儲かる!? デジカメ活用法 08.06 UP
第3回 メガピクセルと100円ショップの相性は? 07.26 UP
第2回 数は力なり、力は金なり! 07.11 UP
第1回 『EOS D60』を買った理由 07.04 UP


 




[カメラは元祖モバイルだ]


Photo 01
今やモバイル機器とはノートPCやPDAなどを指すが、カメラはかなり前からのモバイル機器といえそうだ。なにせ戦場カメラマンなんて職業があるぐらいだから、ある程度ハードな使用にも耐え得るよう設計されている。とはいえ、カメラ本体をむき出しのまま持ち歩くのには、個人の感覚としてちょっと抵抗がある。移動中にどこかにブツけて壊してしまうのは恐いから、なるべくクッション性のあるバッグに入れて運びたい。
というわけでカメラバッグを買ってみた。選んだのは、ウエストに装着できるタイプのLowepro『Orion』(8200円/実勢価格約6000円)。レンズをつけたままの一眼レフカメラを1台に、レンズが2〜3本、もしくはストロボなどが収納可能(photo 01)。このタイプのバッグのメリットは、腰の前側につけておけばシャッターチャンスがあったときすばやくカメラが取り出せる機動性。また、両手両肩がフリーになるので、アウトドアでの撮影にも都合がいい。腰の後ろにまわせば、長時間歩くときにも疲れないし、肩掛け用のベルトも付属している。

[撮影条件はいまいちだったが……]

アウトドアっぽい被写体を求めて、井の頭公園の自然文化園(動物園)へでかけた。
曇り空で時折小雨も降る天候。レンズ(EF28-105mm F3.5-4.5 II USM)も大して明るくなく、シャッター速度はスローになりがちだ。リスが放し飼いになっているリス園の中はさらに暗い。通路は狭いし、リスはどこから現れるかわからないから、三脚も使えない。枚数撮って、まあブレてなかった写真が(photo 02)である。
サル山では、望遠側105mmのレンズが『D60』では168mm相当となり、木の上のニホンザルにまあまあ迫れた(photo 03)。
それにしてもシャッターのレスポンスがいい、連写がきくというのはありがたい。ちょこまか動き回る生後3日目のヤマドリの赤ちゃんも、振り向きざまのショットを撮ることができた(photo 04)。ガラス越しの撮影はオートフォーカスが狂いがちだが、一眼レフならピントを簡単にマニュアルに変更できるのがいい。

Photo 02

Photo 03

Photo 04

[やっぱりメモリーは多いに越したことない]

撮影条件があまり良くなかったせいもあり、撮影枚数はあっという間に50枚を超えた。CFカードは128MBのを装填していたが、最高画質で撮影していると容量がすぐになくなる。ただでさえ、デジカメは現像代もプリント代もかからないからか、やたらに撮影枚数が多くなりがち。メモリーがいっぱいになってから、いちいちコマを選んで消去していく作業は結構面倒だし、カードを交換するのもアウトドアでは落とすなどのリスクを伴い考え物だ。万が一メモリーがぶっ飛んだときのための保険という意味では、複数のカードを使った方がいいのかもしれないが、プロじゃなければ楽な方を選ぶ。個人的には、最高画質でも100枚は撮れる256MB以上のメモリーカードを推奨しておきたい。

[常用レンズは広角ズームに]

一眼レフカメラの最大のメリットは、いうまでもなくレンズが交換できることである。『D60』は、50種類以上あるすべてのEFレンズ(EOS用のオートフォーカスレンズ)に対応している。だが、多くのレンズを買いそろえる財力もなく、とりあえず普段からボディーに付けておく常用レンズを決めることにした。
結果として選んだのは、広角ズームの『EF20-35mm F3.5-4.5 USM』(8万円/実勢価格約6万円)。ただし、これ35mmフィルムのカメラだと広角なんだが、例によって『D60』では画角が1.6倍相当となり、32-56mmの標準ズームとなる。24-85mmの標準ズーム(『D60』では38.4-136mm相当)も候補にあったが、販売店で実際にファインダーをのぞいてみると、かなり広角側で差があった。つまり20mmのほうが24mmより断然広い範囲を写すことができたのだ。
広角側を優先させた理由は、撮影物をアップで撮りたいときは寄ればいいが、広い範囲を撮ろうとして後ろに下がるのは困難な場合が多いためである。たとえば、室内で複数の人物を撮影するとき、後ろに壁があるために引くことができず人が画面に収まらない、なんてことは、広角が苦手なデジカメでは度々経験していた。

[大画素数を活かしたデジタルマクロ]


Photo 05

Photo 06
さて、新たな常用レンズで撮影を再開。(photo 05)のカメさんは焦点距離35mmで撮影。手前に柵があったのでこれ以上寄ることはできなかったのだが、ここで600万画素の数の力を試してみた。(photo 06)は、オリジナルの画像をVGA(640×480ドット)で切り取った画像だ。いわゆるデジタルズームと同じ効果で、総画素数は少なくなるものの、Webサイトなどに使う分には問題ないでしょう?

Photo 07
このデジタルズームを、マクロ(接写)にも応用してみた。コンパクトデジカメ時代から、個人的なブツ撮りは、(photo 07)のようなセットでおこなっている。光を柔らかくし、映り込みや光の乱反射を防ぐライティングボックス(実勢価格は1万数千円ぐらいから)に三脚、いつもはデスクで使っているライトである(60Wの光量は小さいので、太陽光の補助として使用)。
105mmのレンズで寄れるだけ寄った写真が(photo 08)、トリミングしたのが(photo 09)である。
ちなみに、これまでさんざん述べている<『D60』で画角が1.6倍される特性>は、マクロ撮影にも少しばかり貢献している。ピントが合う最短距離はレンズによって決まっているが、『D60』では35mmフィルムで撮るより撮影される面積が小さくなるため、それだけ近くに寄ったのと同じ写真が撮れるというワケ。
それでもブツ撮りに凝るならばカッチリと写せるマクロレンズが欲しいとろではある。レンズのカタログやサイトを見ていると、どんどん欲が出てきてしまう。デジタル一眼でもやはり画質を決定づけるのはレンズだからだ。しかし、いいレンズは値段も張るのである。プロが使うような超高性能レンズは20万、30万はあたりまえ(超望遠は100万円超!)。デジタルの画素数では「数は力なり」だが、一眼レフカメラである限り「力は金なり」も真実のようだ。次回以降、機会があれば、超高性能レンズで撮影した画像をお見せしたいと考えている。じゃ、また!

Photo 08

Photo 09
・参考URL
Lowepro『Orion』
http://www.lowepro.com/pages/series/trekking/orion.htm(英語)

 


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