 |
|
 |
|



さてさて、前回で『TH-AE300』の台形補整で画像が劣化してしまうことが判明。で、これを改善させる方法を考えなくてはなりません。せっかくの高画質をなぜ、わざわざ劣化させなくてはならないの? 本来の高画質の実力で大スクリーンを楽しみたいわけです。
台形補正をしないで投射する。そのために本体を天井から吊す、もしくは部屋の後方に天井に近い位置までの大きな棚を置く、などの方法があります。しかしそれでは工事が必要になるし、ただでも狭い部屋がさらに狭くなる。これも許せません!
今回そんな窮地を救ったのが、前回もスクリーン設置で大活躍をした突っ張りポールです。この「DreamSquare」のホームページを見てみると、床と天井を突っ張りながら、専用の台に乗せ、高い位置から投射する方法があります。床から天井に至るポール1本を加えるだけ。ここで必要になるのはポール「DreamSquare」1本と、プロジェクターを支える木の板1枚、さらに板をポールに留める「スーパークランプ」1個です。

Photo 01 |

Photo 02 |
ポール式なら工事いらず、しかも必要に応じて片づけることができる。このプロジェクターを設置するための木の板は、プロジェクターのサイズや、裏側にある留めネジの位置(photo 01)にすぐに留められるようにネジ穴が開けられたものが発売されていました。しかし今回の『TH-AE300』用の台はまだ発売になっていません。そこで同様に小型プロジェクター用に用意されたものを流用することにしました。
これらのパーツを通販でオーダー後、4日で届きました。はじめに『TH-AE300』の裏側にある本体に設置するネジ穴に合わせて、木製台にドリルで穴を開けます。
本来なら正確にその位置を計り、穴を開けるほうが失敗が少ないです。私はもっと簡単な手を使いました。本体を裏返しにし、そこに紙を乗せ、ネジ穴に合わせて紙に穴を開けていきます。そこで穴に合わせて板にマーキング。そしてそこにネジ穴を貫通させます。これで簡単かつ正確に、穴を開け(photo 02)、近くでDIY店で購入したネジで留めます。このとき、本体のネジ穴を壊さぬよう、同じ径、そして深さはやや浅めのネジを選びます。長すぎては本体を傷付けてしまいます。
そしてネジを締めるときは電動ではなく、ドライバーで手動にて締めます(photo 03)。またポールは空洞になっており、底から上の方にコードを通すことができます(photo 04)。これで見た目もすっきり。しかも通すコードは私の場合、電源コードとD4端子コードだけ。これも接続ケーブルをD4端子に限ったこと、D端子ケーブルの長さを10mにしたことが功を奏しました。

Photo 03 |

Photo 04 |

Photo 05 |
取り付け位置はスクリーンに対し、正面に投射できる位置。さらに高さは、自分の身長よりもやや高い位置にします(photo 05)。
さて本体を天地反対に取り付けるわけですから、映像も逆転してしまいます。このプロジェクターはこうした取り付けに対し、映像を天地逆することもできます。この方法でスクリーンには正しい映像で映し出されます。
さぁ、いよいよ準備完了。設置開始からここまで約20日。でもこれで納得のホームシアターが実現しました。台形補正をかけずに投射した映像はきめ細かく、そして明るい映像が楽しめます。
ここで『TH-AE300』の特徴をもう少し。この製品に搭載された液晶パネルは960×540画素×3枚という高解像度ワイドパネル。特にハイビジョン映像をかなり鮮明に映し出すことが出来ます。映画の再生は手軽さから言えば、DVDにかなうものはありません。でもBSデジタル放送によるハイビジョン映像の映画はさらに鮮明。音声もAACという5.1chを採用。ドルビーデジタルやdtsといったDVDの音声規格以上に高音質に再生する実力があります。
さらに『TH-AE300』には「スムーススクリーン」という技術も投入されています。これは画面の画素と画素との間にある黒いラインを解消するもの。このラインは画面が大きくなればなるほど目立ち、気になります。これが目立たなくなり、さらに映画フィルムのようなしっとり感が出てきます。さらに「ノーマル」、「シネマ1」、「シネマ2」、「ミュージック」「ダイナミック」、「スポーツ」、6種の映像モードが用意されています。そのうえ、白・黒のレベルを7段階で調整ができます。これらを組み合わせると約300通りの映像調節が可能なんです。

Photo 06 |
これらの調整は正直言って面倒です。でも根気よく調整すると、映像は本当に見やすくなります。
また意外に高性能なのがリモコンです。リモコンはボタン操作により各ボタンが赤く光り、暗がりの操作性を向上させます。さらについつい映像面へ向けて操作しがちですが、受信部のある本体は自分よりも高い後方。それでもこのリモコンは充分に反応をしてくれます(photo 06)。
さてさて今では実に楽しいホームシアターライフを送っています。工事はない、しかし本格的なホームシアターを目指しました。通常、テレビを楽しむのはブラウン管テレビであることもあり、いずれPDPや液晶の薄型テレビに変えたいと思っています。そうすれば、スクリーンの位置はもっと壁に近づけることができる。そのことを考えれば、プロジェクターは今のような“仮設状態”のほうが都合がいい。
今回の購入にかかった金額は500円玉貯金で溜めた予算を遙かに超え、30万円代後半となりました。でも、これで80型の大画面シアターが完成します。しかも80型の大画面を見てしまうと36型ブラウン管でも物足りなさを感じます。やっぱり男はBIGですよBIG!
今回はサウンド面はすでに構築済みでした。仮に5.1chのサラウンドを構築するにしても、現在はフルセットで10万円未満というセットが続々と登場しています。DVD1枚を核に、映像や音響に応える実力が詰まっています。これらを存分に引き出す環境さえあれば、ホームシアターは意外に身近なところにあるものなんです。
さぁ、今夜は何を上映しますか……。
●前回までの出費
パナソニック『カジュアルシアター TH-AE300』購入価格19万7500円
キクチ科学研究所『スプリングローラー グレイマットアドバンス MTSR-80HDAM』5万4000円
突っ張りポール2本分
『DreamSquare/DST―10A』3万7000円
スクリーンを留めるパーツ
『DreamSquare/DST-107』7040円×2個=1万4080円
日本ビクター『JX-S555』
3万1800円
D端子ケーブル(10m)4800円
●今回の出費
突っ張りポール1本分
DreamSquare/DST―109』1万9200円
プロジェクターを留めるパーツ
『DreamSquare/DST-107』7040円
プロジェクターを留める板
『DreamSquare/DST−115-SSS』6240円
[今回のおすすめDVD]


Photo 07 |
20世紀FOXの『ウインド トーカーズ 特別編』(3980円 photo 07)。ジョン・ウー監督とニコラス・ケイジ主演による黄金コンビの作品。太平洋戦争最中、米軍と日本軍の激戦を展開しながらも、味方の暗号通信兵を護衛するニコラス。敵に確保されそうになると、その通信兵を機密保護のために殺害するという使命があった、というお話。はっきり言って、構成はお粗末。ニコラス・ケイジも屈強の男役が似合わないんだけどなぁ。日本軍ももっと憎々しく演出した方が最後が盛り上がったのに、と思いつつもロケーションと火薬使いまくりの映像はなかなかです。楽しいぞ、戦争映画は。でも本当の戦争はごめん。アンタがキレイな戦争を演出しても、演出しきれないことは世界中の人にはわかっているぞ、ブッシュ!
|
|
 |
|
 |