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Photo 01 |
さて、いよいよ投射です。ですがここでまたまた課題が……。
液晶プロジェクターの『TH-AE300』の映像入力端子は全部で6種(photo 01)。ビデオ入力(黄色いピン端子/通常のビデオ映像用)、S入力(S映像端子用)、コンポーネント映像(緑、紫、赤の3本のピン端子、DVDビデオなど)、D4入力(コンポーネント映像用と同様。BSデジタルチューナー、D-VHSなど)、DVI-D、RGB(PC用)です。
今回は通常のビデオ映像ではなく、DVD映像とハイビジョン映像(BSデジタル放送、D-VHS)向けにと考えておりました。というのも、ビデオデッキやDVDプレーヤーから映像出力のケーブルをプロジェクターへ回すために、長いケーブルを、部屋の隅に通す必要があったからです。このケーブルの本数を極力少なくしたい。そう考えて、入力は極力少なく、を目指しました。使用頻度を考慮し、DVDかハイビジョン映像に絞ることにしました。

Photo 02 |
ここで端子の話。映像は輝度や色などのいくつかの信号が複合して構成されています。テレビの中ではこれらを分離して使用しているのですが、ビデオなどは端子1本に統合してしまいます。信号は統合、分離を繰り返すと、劣化するため、ハイビジョン映像用は、信号を分離型のまま出力・入力することで画質劣化を防ぎます。
またD端子は、これらのコンポーネントを1端子にしたものです。形はパソコンの端子のよう(photo 02)。
D端子には一般的にD1〜D4までのランクがあります。D1は480i(走査線数480本のインターレス=通常のテレビ映像)。D2は480p(走査線数480本のプログレッシブ映像=通常の映像の2倍緻密)、D3は1080i(走査線数1080本のインターレス)、D4は720p(走査線数720本のプログレッシブ)。DVDのプログレッシブ対応はD2、そしてハイビジョンはD3、もしくはD4となります。またD4はD1〜3までも兼ねることができます。

Photo 03 |

Photo 04 |

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D4、コンポーネントのケーブルともハイビジョン映像に向いています。ただし、コンポーネント接続のケーブルは3本必要。部屋の中を引き回すとはいえ、その長さは10m弱は必要です。本数は少ないことに越したことはない。そんなこともあって、『TH-AE300』への接続はケーブル1本でOKのD4端子に絞ることにしました。
となると今度は送り手側です。D端子にはDVDプレーヤーとD-VHSの映像に対応させたいと思います。そこでここはセレクターが必要になりました。セレクターは複数の入力信号から、出力を選択できるAV機器です。AVアンプにもそのような機能がありますが、D端子対応はまだ非常に少ない。そこでビクターから、D4入力端子3系統に対応するセレクター『JX-S555』(photo
03 下の機器)が発売されており、これを購入。切り替えはリモコンでできるので、ハイビジョン放送・もしくはD-VHS映像とDVDプレーヤーの映像を使い分けることにしました。
そしてD端子ケーブル。余裕を持って10mの長さを探しましたが、これがネットでもなかなか見つからない。そこで秋葉原で探し歩きましたが、あっても1万円もする。はじめはそれで妥協しようと思いましたが、ケーブルで1万円というのも納得いきません。さらに探し歩き、やっとのことで4800円というものを探し出しました。(苦労? いいえ、結構楽しいです)
さて肝心の『TH-AE300』はソファーの左隣に設置(photo 04 というか、ただ置いただけ)。高さは本体前下にある伸縮式のスタンドを使用(photo 05)これで準備は整いました。
さっそくDVDの映像をセレクターで選び、いよいよ投射です。リモコンで『TH-AE300』のスイッチを入れると5秒ほどで映像が投射されました。今回の設置位置からでは、もちろんスクリーンに対し、正面ではなく、当然ながら遠近法により、縦横とも、はみ出した映像です。こうしたときに、台形補正が頼りになる。横方向に対して、30度まで対応が可能なのだ!
まず、左側の上下の線をスクリーンの左側に合せます。そして、『TH-AE300』のリモコンで操作し、映像の台形補正をします。台形補正は縦・横別々に行います。映像がしっかりワイド映像になるように調整します(photo 06、07、08)。
この操作は意外に簡単。なんの不都合も感じません。さてこれでOK!
いよいよ我が家のシアターの開幕です!
記念すべき初投射の作品は02年末に発売になった『スター・ウォーズ エピソード2』。初めて見るときはプロジェクターで、と誓い、購入後も封を切ることはありませんでした。
そして今目の前に大迫力の80型画面が!
しかも5.1chサラウンドのサウンドも手伝って、かなりの迫力を実感できます。

Photo 06 |

Photo 07 |

Photo 08 |
が、しかし! なんだか納得がいかないんですよ。確かに台形補正もし、大画面の迫力が楽しめるのですが、「リアルな映像」か、といえばなんとなく違う。そりゃブラウン管のハイビジョンテレビの映像に比べれば鮮明な画像とは言い難い。でも、以前販売店などで見た映像はもっと鮮明だったし、第一、ハイビジョン対応なんだしなぁ。そうした展示場で見た映像と何が違うのか……。
答えは明確です。台形補正を再度解除した映像を確認しましたが、明るく、そして輪郭がはっきりとして、とても見やすい。素人目にもこの違いは見て取れました。
う〜ん。やはり台形補正は映像を故意に歪ませているため、映像を劣化させるようです。しかし、我が家の構造上、設置場所は限定されます。
この件について販売店などに相談をしてみましたがみんな一応に「台形補正」犯人説をあげています。利便性を取って、このままの状態にするか。台形補正を解除し、本来の高画質を追求するか……。しかし後者を選択した場合、「天井吊り」と、いよいよ工事を手がけるべきか……。
この選択に解決法を見いだすにはさほど時間はかかりませんでした。それにはまたあの突っ張りポールが大活躍したのであります!
●前回までの出費
パナソニック『カジュアルシアター TH-AE300』購入価格19万7500円
キクチ科学研究所『スプリングローラー グレイマットアドバンス
MTSR-80HDAM』5万4000円
突っ張りポール2本分
『DreamSquare/DST-10A』3万7000円
スクリーンを留めるパーツ
『DreamSquare/DST-107』7040円×2個 1万4080円
●今回の出費
日本ビクター『JX-S555』3万1800円
D端子ケーブル(10m)4800円
しまったぁ、予定の予算(30万円)を大きくオーバー! しかしここで止まるわけにも行かず……。

Photo 09 |
今回のおすすめDVDは『タイムマシーン 特別編』(photo 09 ワーナー・ホーム・ビデオ 2980円)60年に制作された同名の映画『タイム・マシン』のリメイク版。暴漢に襲われ、殺された恋人を救うために、タイムマシンを製作。なんと、80万年後まで旅してしまうというお話。はじめは「ふ〜ん」という感じで買ってみましたが、この特撮がスゴイ。最近、すっかり特撮慣れしていて、多少のことでは驚くことはなかったのですが、この作品には参りました。地球規模での時の流れを、まさにタイムトラベラーになったような感覚で体験できます。
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