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もしかしたら映画監督になれるかもしれない。このところ、パソコンによるビデオ編集に結構熱くなっています。とりあえず、撮影をするだけする。パソコンに取り込みHDD上で編集。順番を入れ替え、お気に入りシーンを再度挿入。シーンとシーンの繋ぎをエフェクトなどを使ってかっこよく。最後に好きな音楽をBGMにしてできあがり、という具合です。
ところで編集も楽しいですが、撮影ももっと楽しいことを教えてくれたのが、ただいま検証中の『ネットワーク ハンディカムIP220K』です。3週間、いろいろと撮影しました。ドライブ、恐竜博、子供の運動会、東京ディスニーランド、そしてCEATEC JAPANなどなど。で、撮影してわかった利点、欠点をレポートします。

[手になじむデザインで撮影しやすいけれど・・・・・・]


Photo 01 |
本体は手になじむレイアウトを採用し、全般的に撮影しやすいという印象。これはまずまずです。レンズとファインダー、つまり撮影者とカメラがとらえたシーンが、ほぼ一直線上に並ぶため、よりリアルな感覚で撮影ができる。これは確かに実感があります(photo 01)。そして、この設計の一番の利点は、とっさにカメラを被写体に向けた場合でも撮影しやすいこと。しかし、使えば使うほど疑問に思うこともありました。まずカメラ持つ手首の状態が、とても不自然。この状態で自分の顔の位置よりも下げると、手首の向きが次第につらくなるんです。この場合は、カメラと一緒にしゃがみ込むなどの方法が必要です。この点は今後、改善の余地ありですな。
動画の画質について。このマイクロMVはMPEG2という動画圧縮方式を採用しております(従来はDV方式)。この画質の差は……。はっきり言って、私の目にはほとんど差がわかりません、普通の映像では。では普通じゃない映像、特に、スポーツや動きが激しい被写体を撮影した際は、やや映像の色味が粗くなるような気がします。そういえば、MPEG2とは、DVDやCSデジタル放送で採用されている方式。双方とも激しい動きのシーンでは、画質が乱れる傾向にありました。これはMPEG2の弱点のような気がします。
[スチル撮影も192万画素で問題なし]

静止画撮影も大きな特徴のひとつでした。静止画では192万画素のデジタルカメラとして利用できるわけです。このCCDのスペックは、デジタルスチルカメラでもオーソドックスな数値。DVカメラには高画質です。つまり一台二役というのがこのモデルのコンセプト。マルチなのが受けるのよ、人間も、カメラも。
しかも本体はストロボも搭載しています。これ、実はぜんぜん気が付かなかったのですが、こんな所にありました(photo 02)。ストロボ撮影が必要なときに自動的にポップアップします。
さらに真っ暗なところでも撮影前に、シャッターボタンを軽く押すと、ストロボが起きあがり、ここから赤外線を発光。被写体までの距離を測り、ピントを瞬時に合わせます。これ、同社のデジタルカメラの上位機種に採用された方式。ストロボが発光される前に、ピントを合わせるため、たとえば夜行性の動物を撮影する際でも、この動物に気がつかれずにカラー写真が撮影できるわけです。これら静止画はメモリースティックに記録されていきます。実際の写真はこれ(photo 03、04)です。気になる画質は、やはり専用のスチルカメラ以上とはいかないものの、決してがっかりするようなものじゃありません(撮影技術が低いのはオイラのせい)。
つまり、ビデオも静止画も、高画質に撮影ができる機能を搭載し、マイクロMVの利点を最大限に活用し小型化も図ったことが大きな特徴といえるわけです。


Photo 02 |

Photo 03 |

Photo 04 |
[編集の前にフォーマットの問題をクリア]


Photo 05 |

Photo 06 |
編集は重要です。ビデオ撮影の楽しみのひとつです。パソコンへデジタル信号で取り込み、パソコン上で編集、という方式は従来と同じ。本体にはi.LINKによりDV端子が搭載されています。これをパソコンへ接続。ビデオ編集用ソフトも反応し、パソコン側から、ビデオの再生、停止などの操作が可能になりました。この点は従来のDVカメラと同じ(photo 05)。と、ところがビデオは動くのだが、映像は、パソコン画面上のモニターに映らない。なぜ……。
これも先のフォーマットの問題に関わっていました。これまでのDVフォーマットに対応しているけれど、マイクロMVのMPEG2には非対応だったわけです。そこで同製品に同梱されている、ビデオ編集ソフト「MovieSharker Ver.3.1」(ウインドウズ版)(photo 06)をインストール。これで従来同様に扱えます。
[対応ケータイを使えばネットに接続!]

さてこの、マイクロMVのビデオカメラには、従来、“ネットワークハンディカム”のアイキャッチが付されておりました。しかしこれまでの使い方では、このネットワークという事に対する使い方がまったく見えません。一体この意味はなんなのよん!という声にお応えしましょう。このモデルは、専用ケーブル(「UNA-PDC」7800円)を対応の携帯電話に接続することで、ネットへアクセスできるのだ(photo 07)。撮影した写真データをメールに添付し、送受信もできるし、ブラウザ機能があり、ホームページ閲覧も可能なのです(photo 08〜10)。撮影した画像はつぎつぎとその場で送る。これが“ネットワークハンディカム”の所以なのです。
が、この携帯電話、PDC方式に対応しており、通信速度は最大9600bps……って、いったいいつの時代のもんじゃ!


Photo 07 |

Photo 08 |

Photo 09 |

Photo 10 |
[そんな感じでまとめてみると・・・・・・]

ビデオカメラとしてのスタイルには新しさを感じます。今後は静止画の高画質化がますます進む一方で、デジタルカメラも動画撮影が当たり前の機能になりつつある。デジタルカメラとの差別化が難しくなる気がするなぁ。
もうひとつ。難を言わせてもらえれば、まだテープが手に入りにくいと言うこと。家電量販店にはさすがに販売されているけれど、郊外に出るとそれも不安になる。またコンビニはこれまでの経験ではほとんど皆無。ま、3年ほど前まで、DVミニテープすら手に入らなかったのだから、これは無理もないか。今後に大いに期待したいところです。

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