HOME

DIME検証工房
DIME検証工房 TOP PAGE
ゴン川野 Selection

●対象OS=WindowsXP/2000、MacOS X 10.3以上。本体接続=USB。
内容品=本体、クレードル、USB延長ケーブル、ソフトウェア、クイックスタートガイド


 


[液晶モニターの色は合っているのか?]

デジカメを扱う上で気にしなければならないこと、それはキャリブレーションである。ここでのキャリブレーションとは、色を統一するために機器を調整すること。つまりデジカメ、モニター、プリンターのキャリブレーションがとれていなければならない。もしズレていれば、モニターで見た色とプリントアウトされた色が違ってしまう。「Mac OS」の場合モニターとプリンターは「ColorSync」と呼ばれるカラーマネージメントシステムによって管理されている。これはカラープロファイルと呼ばれる設定ファイルを使うことで、モニターとプリンターの色を管理する方法だ。デジタルカメラの自身のキャリブレーションは一眼レフの中には調整可能な機種があるが、これをいじるは素人には無理っていう感じなのだ。


Photo 01
そこで今回、挑戦するのは液晶モニターのキャリブレーション。従来はAdobe『Photoshop』に付属するソフトを使って、目視で調整していた。現在はAppleが用意したディスプレイプロファイルを元に微調整している(Photo 01)。色温度も調整できるし、気分的には満足できるのだが測定器の替わりに人間の目を使っている点が信用に欠ける。だったら、測定器を使えばいいのではと思うだろうが廉価版でも3万円以上していた。それがグレタグマクベス社から非常に安価な製品が発売された。日本では恒陽社が輸入して、1万4800円で販売している。安価だが環境光測定センサーを世界で初めて搭載するなど性能的には全く不満はない。しかも調整は自動化されているので、マウスをクリックしていけば簡単に新しいプロファイルができるすぐれものだ。


Photo 02

Photo 03
まず、パッケージ。B5サイズぐらいだろうか軽くて小さいので衝動買いしてもバッグのすき間に入れて簡単に持って帰られるだろう(Photo 02)。中にはセンサーとクレードル、延長ケーブルなどが見える(Photo 03)。さらにマニュアルやソフトウエアに混じって、測定前にモニターを拭くための湿式のクリーナーまで入っていた(Photo 04)。そしてこれがセンサーである(Photo 05)。中央の白く見えるの が環境光センサーなのだ。左にある4個のLEDが動作状況を示してくれる。そして反対側にカラー測定センサーがある(Photo 06)。右下に見える3個の穴がそれだ。左上にはモニターにセンサーを固定するための吸盤が8個付いている。環境光を測定する時は、このように付属のスタンドに差し込んでおく(Photo 07)。


Photo 04

Photo 05

Photo 06

Photo 07


Photo 08

Photo 09

Photo 10

Photo 11
ソフトをインストールして、測定を始めよう! まずディスプレーのタイプを選択。液晶モニターなのでこのままでOKだ(Photo 08)。次にルームライトを測定する。センサーはクレードルに差し込んでLEDを自分の方向に向ける(Photo 09)。次はいよいよセンサーを液晶モニターに貼り付けての測定となる(Photo 10)。センサーを貼った部分の色がどんどん変化していく(Photo 11)。1分足らずでキャリブレーション完了(Photo 12)。ここで修正後と修正前の画像を比べられる(Photo 13、14)。修正後の方が色温度が高く、色の濃さはやや薄くなっている。プルダウンメニューを使って、写真編集以外に適したキャリブレーションを選ぶことも可能だ(Photo 15)。また、ルームライトを常時測定して補正を加えることもできる(Photo 16)。その場合は、こんな感じでクレードルに載せてセンサーを自分の方に向けて置いておく(Photo 17)。

Photo 12

Photo 13

Photo 14

Photo 15

Photo 16

Photo 17


Photo 18

Photo 19
ディスプレープロファイルを開いてみると、自動的にhueyが作ったプロファイルが追加され選択されていることが分かる(Photo 18)。もちろん開いてみることもできる(Photo 19)。これは右がアップル純正のプロファイルで左がhueyが作ったものだ。数値が微妙に違うことが分かるだろう。最後に『Photoshop CS』のブラウザで修正前と修正後の画像を比べてみよう。こちらが修正前(Photo 20)。そして修正後だ(Photo 21)。修正前の方が肌が黄色っぽい感じで、コントラストが強く感じられる。左上のグリーンは修正後の方が色が鮮やかに見える。いままでの画像を基準にして、もう少し肌色を… なんてやってしまうと自分の思っているのとは違う色合いになっていたかもしれない。これでともかくモニターは正しく調整され、基準ができたわけだ。デジカメを評価する場合もより正確に色

Photo 20

Photo 21
に付いての判断がくだせるようなった。さらに室内の明るさに応じた補正も加わるため、さらに精度がアップする。調子にのってWindowsのノートPC(hp nx7000)でもキャリブレーションを測定して補正をかけみたのだが、見た目は全然変化ナシだった。メーカーによれば一部のグラフィックボードがICCプロファイルに未対応とのこと。最新ノートPCであれば問題なく補正できるはずだ。気になる方は、ご自分のノートPCのメーカーに「ICCプロファイルに対応するかどうか」を問い合わせてみることをお勧めする。もし、あなたがMacユーザーまたは、独立した液晶モニターを使っているなら、ぜひ「huey」を試してみて欲しい。いままで撮ったデジカメの画像の印象が全く変わってくるかもしれないから。

 


DIME検証工房 TOP PAGE