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ゴン川野 Selection

●幅357×高さ25.9×奥行き243mm、約2.54kg。CPU=1.83GHz Intel Core Duo。メモリー(標準/最大)=標準512MB/最大2GB。HDD=約80GB(シリアルATA)。光学ドライブ=スロットローディングSuperDrive(DVD±RW/CD-RW)。ディスプレー=15.4インチ(対角)、解像度1440 x 900ピクセル。無線LAN=54Mbps AirMac Extreme(802.11g)、Bluetooth2.0+EDRを標準装備。有線LAN=10/100/1000BASE-T(ギガビット)
→ 詳細はアップルストアへ


 
[双子のインテルが入ったノート]

『MacBook Pro』ーーそのデザインはパッと見『PowerBook』にしか見えない。しかし、その心臓部は従来の「PowerPC」ではなく、「Intel Core Duo」が使われているのだ。これによって、いままでのどのMacノートよりも速い。それでは、どのぐらい速いのか、ちょっと試してみよう。
 いま手もとにある『MacBook Pro』のスペックは、1.83GHzのIntel Core Duoで、512MBのSO-DIMMを搭載している。ウチの『PowerBook G4』(OS X v10.3.9)は、1.5GHzのG4で、メモリーは1GBのDDR-SDRAM、ついでにMacタワーは、1.8GHz G5のデュアル、4GBのDDR-SDRAMを搭載。まず、Safariを使って日本のAppleサイトをブラウジングする。

トップページが表示されるまでの時間(3回の平均時間)

『MacBook Pro』1秒21

『PowerBook G4』3秒35

『PowerMac G5』11秒52


Photo 01
ウチのタワーが異常に遅い。明らかに遅いのでこれはなんらかのトラブルかもしれない。
それを抜きにしても『MacBook Pro』は速い。「BootCamp」(詳細は同じ検証工房の『Mac mini』のレポートを!)でWindows XPをインストール(photo 01)。「InternetExplorer」を使って同じことをやるとタイムは1秒29と『PowerBook G4』よりも完全に速いのだ。これ以外にヤフオクの出品一覧を画像のみ表示にして開いてみたのだが『MacBook Pro』だと1秒以下で表示されることがあり、測定する人間の反射神経が追いつけないことが分かった。しかも、インターネットとの接続はAirMacによる無線LANである。

今度は画像をコピーする時間と「iPhoto」で読み込む時間をチェックしてみよう。ニコン『D70』で撮影した100枚の画像、263.8MBを読み込む。データはCFカードに保存されているのでFireWireで接続したカードリーダーを使用。

『MacBook Pro』1分11秒(iPhoto Ver.6.0.2)

『PowerBook G4』計測不能

『PowerMac G5』2分00秒(iPhoto Ver.4.0.3)

『PowerBook G4』はなぜか「iPhoto」の調子が悪くてデータが読み込めなかった。そこで「iPhoto」を使わずに普通にHDにコピーした。コピー後にプレビューを使って画像を開くまでの時間も計測した。

『MacBook Pro』39秒14、1秒05

『PowerBook G4』39秒00、2秒90

『PowerMac G5』36秒44、1秒38

読み込みでたった3秒ぐらいしか差を付けられなかった。これではウチの『G5』のメンツ丸つぶれである。何のためにメモリー4GBも積んでいるのか分からない。ということでテンション急降下中。

[Front Rowで気分は『iPod』]


Photo 02

Photo 03

Photo 04

Photo 05

Photo 06

Photo 07
気を取り直して「Front Row」を使ってみよう。これは付属のリモコンを使って、AV関連の操作が『iPod』感覚でできるアプリケーションだ。リモコンはまさに『iPod Shuffle』にそっくりなのだ(photo 02)。これを使えばキーボードやマウスに一切触れずにリモコン操作ができる。私のお気に入りは映画予告編である。まず「ビデオ」を選択(photo 03)。ここから映画予告編をさらに選択(photo 04)。すると新作映画のポスターみたいなプレビュー画面が現われる(photo 05)。日本未公開のものが多いので、これを見ているだけでも楽しい。『Silent Hill』発見!(photo 06)。これはプレステのホラーゲームの傑作である。サイレントヒルという街に迷い込んだ主人公が、娘を探すというストーリーなのだが、この街には凄い秘密が……という感じで予告編が始まった。早送りボタンを押すとタイムバーも表示できる(photo 07)。主人公のクルマがいよいよサイレントヒルに迷い込む(photo 08)。結構、テンションが上昇してきた。次は「ミュージック」を選択(photo 09)。まさに最新版の『iPod』と同じ操作ができるのだ。ミュージックストアで購入した曲も画像付きで再生できた(photo 10)。こんな感じで「写真」は静止画のスライドショーをBGM入りで楽しめるし、「DVD」はDVDプレーヤーの機能が使えるわけだ。

Photo 08

Photo 09

Photo 10

また『MacBook Pro』には「iSight」カメラが内蔵されている。これを使ったおもしろアプリケーションに「Photo Booth」というのがある。カメラで撮影中の画像にリアルタイムでエフェクトをかけるのだ。まずは普通のモニター画面がコレ(photo 11)。「エフェクト1」を選択すると、サーモグラフやX線などユニークな効果が得られる。ポップアートは、アンディ・ウォーホルを思わせる(photo 12)。「エフェクト2」では画像の変形効果が得られる(photo 13)。「これは便利!」という実用的なアプリではないが、デモ効果は抜群だ。こんなのがさりげなくドックに入っているところが何ともAppleらしい。

Photo 11

Photo 12

Photo 13

『MacBook Pro』の魅力は尽きないのだが、駆け足で見ただけでも、いままでのMacノートで最強であることはひしひしと感じられた。「インテルMacって、どうよ?」と思っている方はぜひ実際にどこかで体験してみてほしい。私だったら、これにキーボードとマウスとディスプレーを接続すれば、タワーはもういらないと思った。それは使い方によるのだろうが、Macユーザーの90%は満足できるに違いない。そして、『MacBook Pro』が初めてのMacという方は、すごく幸せである。ちょっとお金と時間をかければ「Windows XP」だって使えるようになる。つまり、かなり速くて、オシャレなWindowsのノートPCと最新のMacノートを一度に2台手に入れたようなものだ。これ以上、お得な選択はないと思うのだが、いかがだろう。
 


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