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ゴン川野 Selection

●幅165.1×高さ50.8×奥行き165.1mm、約1.31kg。CPU=1.66GHz Intel Core Duo。メモリー(標準/最大)=標準512MB/最大2GB。HDD=約80GB(シリアルATA)。光学ドライブ=スーパードライブ(DVD+R2層記録式)。無線LAN=54Mbps AirMac Extreme(IEEE 802.11g)、Bluetooth標準装備。有線LAN=10/100/1000BASE-T(ギガビット)。ディスプレー出力=DVI-I
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[4拍子揃ったベストバイモデル]


Photo 01

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『Mac mini』の特徴は小さい、軽い、静か、そして安いことだ。高さ約5cm、幅16.5cm、重さ1.31kg。これなら衝動買いしてもハンドキャリーOK。ちなみに箱も必要最低限のサイズで厚さ13cmの幅21.5cmだった(photo 01)。これを開けると、まず緩衝材をくり抜いてバックアップ用のDVDなどが入っている(photo 02)。次に本体とご対面となる(photo 03)。本体を取り出すと底にはリモコンがある(photo 04)。さらに緩衝材を取り除くと電源とケーブル類が収まっていて、これでおしまいだ(photo 05)。しかし、この電源部は『Mac mini』と比べると、桁外れに大きいのでは? 測ってみると幅16.5cmの高さ3.5cmもある。つまり『Mac mini』の横幅と同じサイズなのだ(photo 06)。電源部をセパレート化することで本体が小さくなったのか。ちょっとズルい気もするが、よく考えれば本体を常に持ち歩くわけではないので、電源部が一体型になって、一回り大きな『Mac mini』と電源部が別体になっていて、今のサイズの『Mac mini』、どちらを選ぶかと聞かれれば私は小さい方がいいと答える。それに電源部が大きいというのは、

Photo 05

Photo 06
相対的な見方であり、これがパソコンの電源部と考えれば小型軽量なのである。しかも偉いのはファンレスなこと。一般的な電源部はウチにある『PowerMac G5』を含めて、重くて大きくて激しく発熱するので、大型ファンがブンブン回るのが常識なのだ。それが『Mac mini』の電源はレゴのブロックのような白い塊。スイッチング電源なのだろうか。例のごとくネジ1本も見えないので分解できないが、中身がどうなっているか激しく気になる。


Photo 07
それはさておき、次は本体を観察してみよう。まず底面は全面が柔らかいゴムのような素材になっていて滑る心配がない。そして、ここにもリンゴマークと注意事項なんかが凹彫りになっている。これは洒落た感じだ(photo 07)。さすがにシリアルナンバーは印刷だが。そして背面のインターフェイスはUSBが4ポート、FireWireが1ポート、ギガイーサとDVI/VGA、ヘッドフォン出力と兼用の光デジタルアウトにライン入力兼用光デジタルインとなる。左上が電源ボタンで、左下が専用の電源ポート。この電源ポートが意外と抜けやすく、テンションがかかるとアッサリ『Mac mini』は強制電源OFFになってしまう(photo 08)。『MacBook Pro』なら内蔵のバッテリーがあるから問題ないが、電源ポートにはロックがあってもいいのでないだろうか(もっとも、電源コードをひっかけたとき絶対に抜けないとなると、本体が落下して壊れる可能性も否定はできないが……)。次に正面を見ると、右下にポツンとLEDがあるだけで、あとはディスクドライブのスロットが切ってあるだけ。いや、よく見るとスロットの右端に黒いパーツがはまっている。これはディスクの強制排出ボタンかと思って押してはいけない。赤外線の受光部なのである(photo 09)。

Photo 08

Photo 09

では早速セッテイングを。しかし『Mac mini』ってホントに小さい。出先でキーボードとディスプレーを使わせてもらえるなら、『MacBook Pro』を持ち歩くよりもコンパクトなのだ(photo 10)。またどこに置いてもさまになる。天面がフラットなのでカメラのディスプレースタンドにも使える(photo 11)。まあ、結局のところタワーの上に載せることにした(photo 12)。

Photo 10

Photo 11

Photo 12

[MacでWindowsの夢を果たす!]

新しい『Mac mini』の特徴と言えば、「インテル入っている」である。しかもデュアルで入って10万円を切っているのだ。このニュースを聞いたとき全世界のMacユーザーはこう思ったに違いない。「もしかしてWindows XPが動くんじゃないの?」いやしかし、誇り高きAppleがそんなことをやるわけないか〜。とすぐに一人ボケ突っ込み状態になったことだろう。しかし、そんな予想を裏切って登場したのが『Boot Camp』である。これは『フルメタルジャケット』に出てきた軍隊の新人養成キャンプじゃなくてMacにパーテーションを切って『Windows XP』をインストールできるアプリケーションなのだ。β版なのでサポートはないが、無料でダウンロードできる。これを試さない手はないだろう。速攻でダウンロードだ! でもその前に必要なモノがある。そう『Windows XP Professional』だ。もちろんHomeエディションでも構わない。ただし、Service Pack2以降のバーションでなければならない。Homeでも2万円は覚悟しなければならない。まあ、WindowsのPCを買うことを考えれば安いもんだ。『Microsoft VirtualPC for Mac』よりも確実に安いわけだし。


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ということで準備しました『Windows XP Professional』(photo 13)。次に必要なのが、ファームウエアのアップデートである。これをやらないと『Boot Camp』が起動できないのだ。日本のサイトにないので指示されたURLから『Mac mini』用をダウンロードする(photo 14)。あとMac OSのバージョンは10.4.6にしておくこと。いよいよ『Boot Camp』をダウンロード。これも英語版のみだ(photo 15)。英語はイマイチ不安だよなあ〜、と思って『Boot Camp』をマウントすると、日本語版のインストール&設定ガイドが含まれている。これでひと安心だ(photo 16)。開いてみると詳細な説明が書かれている(photo 17)。これで思う存分インストールだ。まずマウントするドライブを選択(photo 18)。評価版であることが表示されるので、迷わずOKをクリック(photo 19)。次は『Windows XP』に必要なMac用のドライバーをインストールするためのディスクを作成する(photo 20)。ドライブにCD-Rを入れてボタンをクリックするだけだ(photo 21)。ディスクが焼けたら、HDにWindows用のパーテーションを作る(photo 22)。デフォルトだとWindowsの領域は5GBになっているが、もっと増やすこともできる(photo 23)。ここまで約10分。楽勝だ。さあ遂に『WindowsXP Professional』のインストールディスクを入れるぞ(photo 24)。


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[作業時間は120分を超えた〜]


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ここまで順調に来たのだが、ここから先は『Boot Camp』は関係なくなり、純粋にWindowsのOSのインストール作業となる(photo 25)。もちろんキャプチャーはとれないので撮影した画面で説明しよう。まあ、とりあずEnterキーを押そう(photo 26)。次にOSをインストールするパーテーションを選択する(photo 27)。オッいきなりアラートが(photo 28)。ガイドを読むと「Cドライブ以外を選択するとMac OSが削除されます」とか怖いことが書いてあった。画面をスクロールさせると下の方にCドライブが出てきた(photo 29)。これでいいのだ。今度はファイルシステムをどうするか尋ねてくる。これはMacで認識できる「NTFS」を選ぶことをお勧めする(photo 30)。ようやくインストールが開始されたようだ(photo 31)。セットアップ完了(photo 32)。なんだ割と早いね〜。再起動すると、ここからがホントのインストールであった(photo 33)。「インストール完了、約39分後」と表示される。なんだ時間かかるなあ。仕方ないので見守る。ようやく再起動画面にたどり着く。そして馬鹿でかい音とともに『Windows XP』が起動した(photo 34)。ここで安心してはならない。先ほど作っておいたドライバーディスクを入れて、起動するのだ(photo 35)。ここでいきなり先に進まなくなったりするが、下をよく見ると別のウィンドウが開いていることが分かる。クリックすると「重大な障害を引き起こす要因となる……」とかアラートが出るので、迷わず「続行」をクリックしまくる(photo 36)。すると最後に完了と表示されるので再起動する。「option」キーを押しながら起動させ、最初に起動ドライブを選択するアイコンが出れば成功だ(photo 37)。Windowsを選択して起動すると、サクサク起動。LAN接続してあったので、インターネットにそのまま接続され、我が家の『PowerMac G5』よりも早くAppleのサイトを表示した(photo 38)。これは凄い! インターネット環境はMacより快適かもしれない。Web用に『Mac mini』をWindows環境で使って、いざというときに「MacOS」が使えるバックアップマシンにするというのはどうだろう。LAN接続されているからメインマシンのバックアップ先のHDDとして指定することもできる。再起動して「MacOS」を起動する。ちゃんとWindowsをインストールしたHDがUntitledで認識され中身も見える(photo 39)。


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Photo 39
 

[これならメインマシンでも十分OKだ!]


Photo 40

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Photo 43
DIMEという名前で作ったユーザーの「My Documents」も表示されてドラッグ&ドロップでファイルをWindows側にコピーできる(photo 40)。まさに一人時間差共有フォルダって感じで使える。これは便利だ。『Mac mini』の小さなボディーにMacとWindowsが同居して、ディスプレーもキーボードもマウスも共有している。Macに興味があるが会社がWindowsだからとか、2台もマシンを置くスペースがないといった悩みも過去のモノになった! 次期OSには『Boot Camp』が組み込まれるに違いない(希望的観測)。ということで無事インストール完了。なんらかの理由でマシンを元の状態に戻すときは『Boot Camp』を再び起動したら、「起動ディスクを単一ボリュームに復元」を選択する(photo 41)。次に「復元」をポチッと押せば(photo 42)。わずか5秒でまっさらな状態に戻せる(photo 43)。

実際に『Mac mini』を使ってみるまでは、入門機とかセカンドマシンという認識しかなかったが、メインのマシンとして使っても不満はない。むしろファンの音が非常に静かなので、私の場合、普段は『Mac mini』を使って、『Photoshop』をバリバリ使う時だけ『G5』を起動する方がいい気がしてきた。それにもし故障してもデイパックに入れて「AppleStore」まで持って行って速攻で修理が頼める。タワー型の『G5』は重いのでクルマがなければ絶対に運べないのである。拡張性がないと言っても『Mac mini』なら必要な機能は最初から内蔵されている。後はバックアップ用のHDDを接続するぐらいだ。本体は軽く小さく、ディスプレーは薄く大きくがこれからの主流になっていくのかもしれない。

※『Mac mini』マーケティング担当者であるジェイ・チェラーニ氏のインタビューもあわせてご覧ください。
 


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