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ゴン川野 Selection

●幅82×高さ185×厚さ29mm、220g。操作できる機器数=16台。液晶サイズ=8×6cm。タッチボタン=24キー/ページ。ハードキー=17個。バックライト=高輝度青色LED。電源=単4乾電池4本。

第2回 リモコン蟻地獄からの脱出 12.16 UP
第1回 高音質が快感のデジタルコードレス電話


 


[理想の学習リモコンを求めて]

私が小学生の頃は、テレビのチャンネルは回転式でガチャガチャと音をたてながら回していた。もちろんリモコンなどという便利なものはなくて、チャンネルを変えるには一々テレビのそばまで行って切り替えなくてはならなかったのだ。したがって日曜日の朝、一家団欒のテーブルの席でファーストシリーズの『ルパン三世』を見ていると峰不二子が半裸で縛られて滝に吊されるシーンになり、一瞬家族全員が凍り付くという事態に陥ったものだ。今ならさりげなくリモコンで別のチャンネルに変えられたのだが… まあ、そんなエピソードはどうでもよくて、今回は学習リモコンである。AV機器が充実してくると増えて困るのがリモコンである。とくにウチの場合はテレビでなくモニターを使っているので、テレビを見るだけでも、

1.AVアンプ
2.TVモニター
3.HDD/DVDレコーダーまたはCATVチューナー

この3台の機器の電源を入れなくてはならない。TVモニターはAVアンプの連動機能を使って同時に電源を入れている。さらにAVアンプの学習リモコン機能を使って、HDD/DVDレコーダーも操作しているのだ。おまけに照明器具の操作も学習させてある。というわけで学習リモコンのおかげでとても助かっている。ところがAVアンプの学習リモコンには、なぜか他社のリモコンで学習できないボタンというのがあるのだ。さらにこの学習リモコンやたらボタンの数が多くて、調子に乗って登録すると、どの機能をどこのボタンに登録したのかわからなくなってしまう。あと登録できる機器は9機種なのだが、メモリーが少ないために欲張ってボタンを登録すると途中で登録不能になってしまう。まあ、AVアンプに付属したリモコンなので、そんなに贅沢は言えないのだが、この事態を何とか改善したい。そこで欲しいのが単品で販売されている学習リモコンだ。

私の理想とする学習リモコンは自照式で、よく使う機能はハードキーに登録、残りは液晶のタッチパネルに登録できて、タッチパネルのボタンのレイアウトが変更できて、好きな名前をボタンに付けられること。できれば主要メーカーのAV機器のリモコン信号を登録済みで、選択するだけで設定完了。そして強力な学習機能。もっとも理想に近いのはソニー『RM-AV3000U』であるが、お値段は2万8350円もする。とてもリモコン単体に払える値段ではない気がするのだが… もう少しお手頃な価格から選んでみるとアルテアインク『ARS-3000』という機種があった。実勢価格約1万4800円である。1万円でお釣りが来るという制約がなければ、これでもいいと思った。しかし、全部液晶のタッチパネルというのは私には使いにくいのだ。なぜなら、部屋を暗くしてテレビや映画を見ているのでいちいちリモコンを見なくても手触りでボタンが分かった方が操作が素早くできるから。特にボリュームとか選局とかスキップとか一時停止なんかはハードキーを使いたい。ということで最終的に行き着いたのがエバーグリーン『EG-LR220』。何と税込価格9980円の格安でありながら大型液晶搭載、登録可能なハードキー、プリセットメーカー305社、マクロ機能対応などスペック的に見ても他社の高級学習リモコンに負けていないどころか圧勝している。ということで速攻で『楽天市場』から注文したのであった。

[いいね! 格安学習リモコン]


Photo 01
それでは早速、プリセット機能を使ってサクサクっと登録完了と思ったのだが、私が使おうと思った機種は残念ながら登録されていなかった(Photo01)。っていうかHDD/DVDレコーダー関係は全滅みたいので、このプリセット機能にはあまり期待を抱かない方がいいだろう。まあビデオデッキとテレビなら登録されている可能性は高い。気を取り直して自照ボタンを押してみると今時の機器らしく青色LEDが派手に点灯!

Photo 02

Photo 03
Photo02)。照度の調整はできないが、明るすぎず暗すぎずこれで問題ないだろう。明るさに応じて自動点灯機能あればいいのだが、本機では採用されず上級機には搭載されている。そして、これが通常の状態(Photo03)。 リモコンとしては大柄だが液晶の面積が広いので仕方がないだろう。片手で持ってボタンを押す限界のサイズという感じだ。タッチパネルの感度はよく押すと「ピッ」という音が出るのでミスタッチの心配はない。音は消すこともできる。リモコンの登録は「SETUP」というボタンで開始する。となりが消去用の「DELETE」、そして今回は説明しないがその隣が「MACRO」ボタンだ(Photo04)。。本機のすぐれた面はリモコンを学習させるときに正面の受光部を使わないことだ。リモコン後部に受光部があるため、リモコン同士を正位置に並べて操作できる(Photo05)。通常の学習リモコンではリモコン同士を対向面に置くためにボタン配置が逆になってどのボタンをどこに登録させるか頭がこんがらがるのだが、これなら悩むことはない。

Photo 04

Photo 05









学習機能を使う前に、やっておくことがある。タッチパネルのカスタマイズだ。まずキー配列を変えてみよう。例えばもともとのキーはこうなっている(Photo06)。何だかゴチャゴチャあるので不要なキーを削除してみよう(Photo07)。さらに必要なキーを再配置(Photo08)。このようにキーには何種類かの文字やアイコンがあり、選ぶことができる。残念ながら任意の文字を登録することはできない。それができるのは『EG-LR320』で価格は本機と同じ9980円だ。ハードキーにこだわらないのであればこちらを選べば好みの英文字と数字が入力できる。さらに最上級モデルの『EG-LR500F』なら漢字に対応している。編集作業はPCでできるので作業効率もアップ。お値段は1万8858円、白色バックライト付きで照度センサー付き、周囲の明るさを感知してバックライトを点灯できる。充電式でスタンドに立てておけば自動的に充電されるなど、まさにかゆいところに手が届く設計だ。予算に余裕があるなら、この機種を選ぶのもいいだろう。

Photo 06

Photo 07

Photo 08


Photo 09

Photo 10
話を戻すと、本機では文字無しのボタンも配置できる(Photo09)。結局、私は試行錯誤して元のリモコンとなるべく同じ位置に文字無しボタンを配置して操作することにした。もちろんそのボタンにふさわしい文字があればそれを表示した方が分かりやすい(Photo10)。それではいよいよ学習させてみよう。最初に表示されるのはハードキーの配置で、下に見えるパワーボタンとセンターにある5個のボタン、そして右下の消音ボタンに好みの機能が登録できる(Photo11)。
それに加えて液晶タッチパネル2面分の登録ができる。つまりHDD/DVDレコーダー用のリモコンとして2画面分の液晶+ハードキーに機能可能だ。では、実際の画面で説明しよう(Photo12)。これがHDD/DVDレコーダーの1枚目の機能だ。右上に「HD2」とあるのが見えるだろう。ここの文字は変更可能で、我が家の2台目のHDD/DVDレコーダーを意味する。右端ボタンの上下が選局。隣がAVアンプボリューム、そして左端がTVモニターのコントラスト。選局の下の3個のボタンで照明器具の点灯、終夜灯、消灯ができる。このように異なるAV機器のよく使う機能だけを集めれば、画面を切り替えることなく複数の機器を操作できるのだ。液晶画面を切り替えて2画面目を出してみよう(Photo13)。こちらには録画した番組を見るための機能が集められている。録画番組の一覧、選択、再生、早送り、巻き戻し、一時停止、停止から、スキップ、チャプターへのスキップ、タイムバーの表示、番組の削除、さらに予約録画まで出来る。つまりこれでHDD/DVDレコーダーのリモコンに触れる必要はなくなったのだ。同様にしてAVアンプのよく使う機能も登録したので、居間で使っていた7個のリモコンを1個にまとめることができた。さらにダイニングキッチンにあるHDD/DVDレコーダー一体型TVの機能も登録した。こうして私はリモコン蟻地獄から抜け出すことができた。

Photo 11

Photo 12

Photo 13

実はこの学習リモコンにはもっとマニアックな機能が沢山あるのだが、それを書くと普通の人々には、なんか難しそうとひかれてしまうため、今回はあえて触れていない。興味のある方はぜひ本機をゲットしてタイマー機能にクイックチャンネルやマクロ機能を使いこなして首までどっぷり『EG-LR220』の魅力に浸かって欲しいものである。
 


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