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ゴン川野 Selection

幅141×高さ104×奥行81mm、約660g(バッテリーを除く)。有効画素=5メガピクセル。記録メディア=コンパクトフラッシュ(Type I/II対応)、マイクロドライブ対応。。実撮影画角=レンズ表記の2倍の焦点距離のレンズに相当。液晶サイズ=1.8型TFT液晶、電池種類/型番=専用Li-Ion電池 BLM-1,BLL-1(別売:パワーバッテリーホルダーセット SHLD-2使用時)
http://www.olympus-esystem.jp/index.html

第2回 専用設計レンズに酔いしれる(完結編) 09.22 UP
第1回 デジタル専用設計のボディとレンズ 09.16 UP


 


[雨の日でも安心]


Photo 01
一点にわかにかき曇り、雨だ〜(photo 01)。そんな時もE-1であればあわてない。おもむろにカメラを取り出し、雨の日の情景を写し取れるのだ。ちなみに作例は11mmで撮影した。フォーサーズのレンズは2を掛けるので、35mm換算の画角では22mmということになる。この『ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5』 は、かなり物欲をそそるレンズで22mmの時の開放絞りはF2.8なのである。しかも重さ485gで、実勢価格約8万9000円。俺ならE-1とこのレンズが1本あれば、1年間は幸せに暮らせるような気がする。ニコンで言えば17-55mm F2.8に当たるレンズだが、こちらは広角側が25.5mmしかない。ズーム全域でF2.8なので重さは755gもあり、実勢価格約18万4800円だ。つまり倍以上するのである。ああ〜、フォーサーズいいかも。ちなみに超広角でも被写体に近づいて撮れば、バックはこんな感じにきれいにボケる。これは絞り開放f2.8でシャッター速度1/1000秒だ(photo 02)。f8まで絞ると解像度が高く、階調性の豊かな画像が得られる(photo 03)。


Photo 02

Photo 03

今度はカメラの感度をISO3200まで上げて絞り開放で撮った(photo 04)。意外とノイズが少なく見られる画像だ。ちなみにこれがISO100の場合だ(photo 05)。今回の撮影では基準はISO200にして撮った。これなら開放絞りはf1.4換算になるので、かなり暗くなっても大丈夫。夕方の雨の雰囲気も手持ちで撮れる(photo 06)。


Photo 04

Photo 05

Photo 06

[明るい100mmマクロが大活躍]

雨の日ばかり撮影していると、さすがに気が滅入るので、晴れた日に原宿に出掛けた。今度は『ED 50mm F2.0 Macro』を使うのだ。35mm換算で100mmとポートレートに最適な画角。ということで、早速、リディアちゃんにモデルをお願いした。室内で絞り開放にするとバックもきれいにボケて、髪の毛もフワッとした感じになった。しかし目尻のシワまでハッキリ写っているので、ネガチェックの段階でNGだなこのカットは…(photo 07)。今度はマクロの定番、花である。絞りはf2.8(photo 08)。AFだとピントがすぐにくるので、ラクチンである。せっかくなので11-22mmの超広角ズームの22mm(ここから全て35mm換算の焦点距離)の絞り開放でも撮った(photo 09)。それでもってこれが44mmで撮影、絞りはf9(photo 10)。リサイズしているので、この画像では分からないが、硬調にならず解像度が高いレンズである。そうだ、リサイズしないでトリミングだけした画像を見てもらおう。これが全体で(photo 11)、一部をリサイズなしでトリミングしたのがコレだ(photo 12)。絞りはf4で、ちょっとピンぼけなのは腕のせいだ。6.2メガピクセルと比べても全く画質に遜色はない。


Photo 07

Photo 08

Photo 09

Photo 10

Photo 11

Photo 12

[明るくて幸せF2.8の11-22mmと14-54mm]


Photo 13

Photo 14

Photo 15

Photo 16

Photo 17

Photo 18
やっぱりいいね、超広角系ズームレンズは。35mm付近で使うと歪みも気にならず、すごく自然な感じになる(photo 13)。もちろん22mmで撮るのもいい。例えばコレが22mm(photo 14)なんだけど、この奥行き感がいいねえ〜。周囲の状況を説明しつつアップにするなら22mmで撮る(photo 15)。同じ位置から100mmマクロで撮るとかなり大きくなってしまう(photo 16)。
このままだとズーッと11-22mmのままで撮影しそうなので、ここで14-54mmにレンズを変更してみよう。35mm換算で28-108mmと欲張らず、開放絞りがF2.8から始まる明るいレンズだ。っていうかE-1用の交換レンズは全部開放絞りがF2.8より明るいという贅沢なシステムになっているのである。こんなデジタル一眼レフは、見たいことないね。それで今度は28mm/f2.8で撮影したんだけど、広角レンズにもかかわらず絞りが明るいので、バックがいい感じにボケている。全体的にやわらかい感じでリディアちゃんのペラペラしたコートの質感もリアル(photo 17)。これに対して『Nikon COOLPIX 5000』の28mm/f2.8で撮影したのは硬調でバックまで結構ピントがきている。っていうか人物がピンぼけなのには目をつむってくれ(photo 18)。同じ画角と絞りでもCCDの面積の違いで、デジタル一眼レフに比べるとコンパクトデジカメはボケにくいのである。今度は望遠側の108mm相当、絞り開放で撮ってみよう(photo 19)。バックはきれいにボケてやっぱりやわらかい感じだ。AFまかせで撮影しているので、手前の目にピントがきていない。やはり絞り開放になるとピントがシビアなので、マニュアルできちっと合わせるか、フォーカスロックを使いたいね。でもデジタル一眼レフだと連写ぐせがついていて、ついパシャパシャ撮ってしまうのだ。これが11mmなら、f6.3まで絞ってシャープに撮れるのだが…(photo 20)。もちろん、108mmもf5ぐらいまで絞れば、きっちりシャープでバックはそれなりにボケてくれる(photo 21)。


Photo 19

Photo 20

Photo 21

こうして3本のレンズを使ってみて、共通している点があった。

●解像度が高く、シャープになりすぎない
●色乗りがよく、しっとりした感じ
●歪みがすくなく、周辺光量も落ちない

つまり、みんな優秀なレンズである。コンパクトなサイズと手頃な価格で、ここまで性能のいいレンズが作れるのはフォーサーズという規格のために違いない。画面の比率も4:3とコンパクトデジカメユーザーにはなじみ深く、プリントするときも無駄が少ない。逆に銀塩写真を一眼レフで撮ってきた人間からみると、3:2じゃないのは違和感があるだろう。俺としては、OM-1のデジカメ版が復活して、パンケーキみたいな薄いレンズが同時発売されるといいなあ〜。その時は、ぜひボディの色はシルバーにして欲しい。今のデジタル一眼レフはブラックばかりでつまらないのだ。もし、そんなフォーサーズの一眼レフが出たら、絶対に買う! それでここでレポートするのだ。
 


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