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ゴン川野 Selection

幅141×高さ104×奥行81mm、約660g(バッテリーを除く)。有効画素=5メガピクセル。記録メディア=コンパクトフラッシュ(Type I/II対応)、マイクロドライブ対応。。実撮影画角=レンズ表記の2倍の焦点距離のレンズに相当。液晶サイズ=1.8型TFT液晶、電池種類/型番=専用Li-Ion電池 BLM-1,BLL-1(別売:パワーバッテリーホルダーセット SHLD-2使用時)
http://www.olympus-esystem.jp/index.html

第2回 専用設計レンズに酔いしれる(完結編) 09.22 UP
第1回 デジタル専用設計のボディとレンズ 09.16 UP


 


[フォーサーズの旗の下に]


Photo 01

Photo 02
ペンタックスを驚愕させた、小型軽量一眼レフの元祖、それがオリンパス『OM-1』である。例の「キミが好きだというかわりに、僕はシャッターを押した」というあれだ。残念なことに現在、『OM-1』のボディは手元にないが、その後で発売された露出優先式AE機能を搭載した、電子シャッター式の『OM-2』ならある。これをちょっとサクちゃんが使っていたペンッタクス『SP』と比べてみよう(photo 01、02)。ボディのサイズは『SP』の方が大きい、

Photo 03
そしてレンズマウントとミラーのサイズは『OM-2』の方が大きい。つまり、より小さなボディに明るく、高性能のレンズが搭載できるのだ。ペンタプリズムも『OM-2』の方が小ぶりであるが、明るくクリアーだ。シャッター速度調整ダイヤルがレンズマウント部にあるので、左手で素早く操作できる。実は『Nikomart FT-N』も、この位置にシャッター速度調整ダイヤルがある。俺は結構好きだったのだが、なぜか他の一眼レフには採用されなかった。同時期に発売されていたニコンの旗艦である『Nikon F2』と比べると『OM-1』がいかに小さいかがよく分かる(photo 03)。『OM-1』が発表されたのが、1972年9月のフォトキナだった。このときは『M-1』という名前だったのだが、エルンスト・ライツ社から、同社の『ライカM』に付かれているMをネーミングに使われるのは困ると言われたことから、『OM-1』という名前が生まれたと言われている。

そんなわけで、オリンパスと言えば、小型軽量と思っていたのだが、そんな同社が、社運をかけて開発したデジタル一眼レフは、重厚なものだった。その特徴は、

●世界初のデジタル専用設計
●防滴構造のプロ仕様
●専用レンズもすべて新開発
●ダストリダクション機能搭載
●ファインダー倍率0.96、視野率100%

ザッと上げてもこんなにある。順番に説明していこう。まず、オリンパス以外のメーカーが出しているデジタル一眼レフカメラは、従来の銀塩写真用の一眼レフのボディをベースにして、CCDを内蔵している。このメリットは、いままであった膨大な交換レンズが活用できることだ。しかし、35mmフィルムサイズ(36×24mm)のCCDを搭載するにはコストがかかりすぎるため、多くのモデルはAPSサイズ(約24×16mm)のCCDを採用している。このため、銀塩写真用レンズを使うと焦点距離が1.5か1.6倍になる。つまりレンズの一部分をトリミングして使うことになるのだ。これに対して『E-1』は、APSサイズよりも小さなフォーサーズフォーマット(約18×13.5mm)を採用している。この4/3型サイズに合わせた専用レンズを使うことで、小型軽量かつ高画質なシステムを構築しようというのである。コンセプトは素晴らしいが、新規開発のレンズを使うために、その中に自分の欲しいレンズがなければ『E-1』自体が選択肢から外れる危険性がある。事実、『E-1』専用レンズはまだ6本しかなく、全てのユ−ザーを満足させるとは言い難い。実はこのフォーサーズという規格はオリンパス独自のものではなく、イーストマン・コダック社と合意の上で作られた規格で他のカメラメーカーも賛同しているのだ。ところが、時代はAPSサイズ、しかも6Mから8Mへ向かっているため、5Mのフォーサーズの旗色は悪い。最近の明るいニュースと言えば、レンズ専業メーカーのシグマがフォーサーズ用のレンズを2本開発することを発表したこと。発売時期は未定だが、9月のフォトキナまでには登場するのではないか。小型軽量が得意なシグマだけあって、かなり小さなレンズを作っている。

●ニコン用、18-50 F2.8 EX DC φ74.1×84.1mm、重さ445g
●E-1用、18-50mm F3.5-5.6 DC φ67.5×62mm、重さ250g

開放絞り値が違うが、ニコン用と比べると195gも軽く、2.2cmも短い。このようにコンパクトなレンズが作れるのがフォーサーズの特徴だ。もちろんカメラボディも小さくできる。フォトキナまでにきっと、小型軽量な『E-2』か『E-100』か不明だが新製品が出るに違いない。

[プロ仕様のボディとは]


Photo 04

Photo 05
次にボディだが、『E-1』は『OM-1』の流れではなく2001年11月に発売された『CAMEDIA E-20』(photo 04)の発展型と言える。これはL型ボディと呼ばれ、大口径ズームレンズを非対称に配置して大型のグリップでホールドするデザインで、左右の幅が短く、かつ持ちやすい形である(photo 05)。そして、このボディと全てのレンズを防滴構造として、雨の中で撮影しても問題のないプロスペックを実現している。プロ用の一眼レフカメラに防滴構造のものは何種類かあるが、レンズまで防滴になっているのはE-1システムのみで、ネイチャーフォトグラファーに絶大の信頼を得ている。さらにCCDにゴミが入ることを嫌い、超音波振動でCCDの前に付いたゴミを落とすダストリダクション機能を搭載。これも他には類を見ないユニークで効果的な機能だ。他のメーカーはCCDに付着したゴミに対して効果的な防止策はなく、自分でクリーニングしてもとれない場合は、メーカーのサービスセンターに持ち込んでゴミを取ってもらうしかない。もちろん、ファインダーでゴミは確認できないので、撮影後にチェックしたら、全部の画像にゴミが乗っていたりする。まあ、実際は非常に小さなものなので、プリントしても分からないし、ディスプレイ上でも100%表示にしてやっと分かるぐらい。ゴミが問題になることはほとんどないが、精神衛生上よろしくないし、プロにとっては大問題になることもある。
前回、『ペンタックス*istD』のファインダーを誉めたが、『E-1』のファインダーも素晴らしい。何しろ視野率100%である。ピントはそんなに分かりやすくないが、AFの精度が高く高速なので、普段はほとんど問題にならない。

[専用レンズをチェック!]


Photo 06
それで新設計のレンズなのだが、今回は3本をゲット! 「50mmF2.0 Macro」「14-54mm F2.8-3.5」、そして超広角系ズームの最新レンズ「12-24mm F2.8-3.5」である(photo 06)。ヨドバシで買うと合計21万9000円、E-1のボディが23万8900円だから合計45万7900円と剛毅なシステムである。しかし、プロ用と考えれば『Canon EOS-1D MarkII』がボディだけで57万5400円だから、レンズも含めてE-1は激安とも言える。






Photo 07

Photo 08
では、早速撮影にと思ったら、ボディのストラップリングにもこだわりが!(photo 07)。最近はコストダウンのために、ボディに直接ストラップリングが埋め込まれたタイプ(photo 08)が多いのだが、これはさすがに昔ながらのD環を使ったタイプである。実は『D70』もリング埋め込みなので、ちょっとアンニュイな今日この頃なのだ。

ということで気を取り直して、撮影編に続く。
 


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