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[iPodがボイスレコーダーになった]

北海道ツーリングでは、知床半島のカムイワッカの滝まで「iPod」を持っていった(photo 01)。知床半島は世界遺産の指定がほぼ決まりと言われるほど、豊かな自然を秘めた北海道最後の秘境である。網走から国道244号線を東に進み、斜里から国道334号線でウトロへ。そこから知床林道に入り知床五湖手前から未舗装路に突入。8kmのダートを走った末に到着するのがカムイワッカの滝なのである。川の中に温泉がわいているので、滝壺が自然の湯船になる。林道から川を遡行して約20分で滝壺に到着。ここを滑らずに登るにはわらじが欠かせない。登山用品店で購入して行くのがベストだが、現地でも500円でレンタルしてのでケチらずにわらじを借りよう(photo 02)。滝を目指すときもiPodを聞きながら登った。往復のフェリーの中でも、満天の星空のキャンプ場でも、早朝の海岸でも、iPodは雄大な風景にぴったりの音楽を聞かせてくれた。北海道で、一人旅にはiPodが必要不可欠と思った。


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こうして旅先でも大活躍したiPodが、先日さらに進化を遂げた。専用の周辺機器が発売されたのだ。ボイスレコーダーとカードリーダーである。これは欲しい! ぜひともゲットしなければ。いや待て、その前にまず「iPodソフトウェア2.1」にアップデートしなければならない。この新しいソフトはバッテリー残量表示が細かくなったり、操作パフォーマンスが向上、バックライト機能の向上などの効果があるので、とりあえずアップデートするにこしたことはない。ちなみにいままで1万曲の表示6秒かかっていったのが1秒で表示できるようになるそうだ(photo 03)。

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さて、アップデートが完了したら、おもむろにボイスレコーダーを接続。すると画面は自動的にボイスレメモの録音表示になる(photo 04)。このシンプルさがいい! あとはセンターボタンを押すだけで録音開始、もう一度押せば一時停止だ。録音が終わったら「停止と保存」を選択すればHDにデータが書き込まれる(photo 05)。そして録音されたデータは日付と時間が入ってリストとなって表示されるのだ(photo 06)。マイクの横にはLEDがあり録音しているときは点灯するのだが、これは相手にマイクを向けていると全然見えない。それより凄いのが、いままではヘッドフォンでしか音が聞けなかったiPodから音が出せる。ボイスレコーダーに内蔵された直径16mmのスピーカーから録音した内容をプレイバックできるのだ。音量は最大にしてもかなり小さい(photo 07)。まあでも録音内容は充分に確認できる。もちろん音楽だって再生可能だ(photo 08)。恋人同士が寄り添って聞くのなら2人で楽しめるだろう。そしてiPodをDockに挿入すれば自動的に「iTunes」に録音したデータがシンクロされ保存される(photo 09)。こちらで再生すれば、かなりの高音質なので、インタビューの原稿起こしには充分使えるのだ。録音ファイル形式はWAVでモノラル録音である。
実はいままでボイスレコーダーは、オリンパス「VoiceTrek DM-10」を使ってたいのだ。Mac対応で、SPモードで約10時間25分、LPモードで約22時間20分録音できる。しかしLPモードはかなり音質が悪くなる。付属の「DDS Player」を使って音声データを整理、再生する仕組みである。確か2万円以上したのだが、Macでデータが管理できるのに惹かれて購入したのだ。これに対して「Belkin Voice Recorder for iPod」はたった5980円。そして録音可能な時間は40GBなら600時間以上だという。
であれば、今使っている私のiPodの残り容量の4GBで60時間。うーん、取材には充分である。電池も8時間ぐらいは持つに違いないので問題はない。音質は比較してみたが、VoiceTrekのLPモードより確実にいい。これからは取材にもiPodを使うことに決めた!
[iPodがデジカメ用の大容量メモリーになる]

10日間の北海道ツーリングにはニコン「COOLPIX 5000」を持っていった。記録メモリーはIBMの「microdrive/1GB」をチョイスした。JPEGの高画質モードで432枚撮影できる。これだけあれば、問題ないだろうと思ったのだが、湯水のようの撮影していくと約200枚で新しいフォルダーができるのだが、これがじわじわと増えてきた。このままでは、まずい。いらないデータは削除しなければ、1GBのメモリーを持っていながら、カシオ「QV-10」を使っている時のことを思い出した。内蔵メモリーに96枚しか記録できないので、ダメな画像を選んで消去しながら使っていたのだ。

Photo 10 |

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しかし、そんな心配も遂に過去の出来事になった。iPodに接続すれば、自動的に画像データを転送してくれるカードリーダーが登場したのだ。その名も「Belkin Media Reader for iPod」である(photo 10)。価格は1万1800円とちょっと高めであるが、これさえあれば15GBのメモリーとして、iPodが使えるのだ。15GB分のmicrodriveを買ったとすると22万円以上になる。そう考えれば安いかもしれない。いま使っているiPodの空きが4GBあるので、これで1728枚分の画像データが保存できる計算になる。旅行の時は音楽をちょっと減らして空きを8GBにすれば約3500枚の画像が撮れるのだ。これなら絶対に安心だ。これは500万画素のデータでの計算だ。Appleによれば300万画素のデータなら、40GBのiPodに2万枚以上保存できるそうだ。4GBで2000枚であるから計算的には間違っていないだろう。
カードスロットには、ゴミの侵入を防ぐためにカバーが付けられている(photo 11)。これを開けるとSDメモリーカードとCFカードとスマートメディアのスロットがある。使えるカードは…
●microdrive
●CFメモリーカード
●スマートメディア
●メモリーステック
●SDメモリーカード
●MMCカード
以下はアダプター経由で
●ミニSDメモリーカード
●PCカード
●xDピクチャーカード
合計9種類のカードが使える。簡単に言えば何でも接続できるのだ。しかもFireWireでiPodにデータを転送するので速度も快適なはずだ。カバーを開けてカードを挿入するとこんな感じだ(photo 12、13)。電源は単4乾電池4本(photo 14)。iPodの電源を使わないので本体の電池の消耗を気にする必要がない。さらに単4乾電池なら比較的どこでも手にはいるので、旅先でも安心。サイズはiPodよりわずかに大きく、重量はiPodより軽い(photo 15)。早速、CFメモリーカードを挿入してみた。アクセス中を表すグリーンのLEDが点灯して表示が変わる(photo 16)。これは500万画素のデータを10枚入れたメモリーだ。次に取り込みを選択すると、データが取り込まれてリストができる(photo 17)。カッコの中の数字はデータの数だ。情報を表示させるとこんな感じになる(photo 18)。転送後のデータを削除する機能もありなかなか便利だ。


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気になる転送速度は500万画素10枚で、50秒とかなり遅い。ちなみにPowerBook G4/1.25GHzの場合は21秒で読み込めた。PowerMac G4/450MHzのSCSI接続のリーダーでも21秒で読める。100枚で8分ぐらいかかる計算だ。まあ、我慢できないことはないが。これがDockに挿入してシンクロを取った場合はもっと早い。画像データは「iPoto」経由で取り込みのだがPowerBook G4で、18秒しかかからなかった。これは内蔵のカードリーダーを使うより高速だ。Mac側でも新たなソフトをインストールする必要なく、画像データが取り込めるのは便利である(photo 19)。すでにiPodを持っているなら、デジカメ用に大容量メモリーを買わずに「Belkin Media Reader for iPod」を購入するという選択肢もありだ。すでに大容量メモリーを持っていても、このメディアリーダーはいざというときに役に立つ。例えばPowerBook G4を持っていない時も、相手から大容量のデータを受け取ることができる。私はもちろん、デジカメのメモリーのバックアップ用として使う。これで来年の北海道はメモリーの心配をしないで、デジカメを思う存分使えそうだ。

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