


[前号までのストーリー]

ギガバイトクラスの超小型HDDを記録メディアに使うことで、画期的なデータ保存容量と音楽の新しい楽しみ方を提案したアップルの『iPod』。たちまち世界中でブームを巻き起こし、MP3プレーヤーの認知度を一気にアップさせ た。シェアNo.1をキープしているにもかからわず、スティーブ・ジョブスは、 前作を超える新型『iPod』を発売した!


[ポケットにiTunesを]

アップルの最近のウリと言えば、『iLife』である。なかでも『iTunes 4』は、革新目覚ましくMP3に加えてAACにも対応。さらにRendezvousを使って、音楽ライブラリをすべてのMacで共有。仕事部屋のデータを寝室で、ストリーミング再生できるようになった。ああ、これこそDIGITAL HUBのある生活だ。
そしてiTunesを使っている全てのユーザに伝えたいことがある。
とにかく、いますぐ『iPod』をゲットするのだ!
そして、付属のFireWireケーブルでMacに接続する。これだけで自動的に音楽ライブラリに入っている曲が『iPod』に転送される。アルバムタイトル、アーティスト、曲名、ジャンル、レート(評価)、プレイリストなどもそっくりそのまま転送される。つまり、一言で言えばポケットに入るiTunesである。これさえあれば、24時間好きな時に好きな場所で、好きな音楽が好きな順番で聞ける。Macを立ち上げてる時は音楽を聞くのに、iTunesを使っていたが、そうじゃないときは、AVコンポやポータブルMDプレーヤーを使っていた。もう、そんな必要はなくなる。今度の『iPod』にはライン出力があるので、アクティブスピーカーに接続できるし、もちろんAVコンポに接続もできる。Macを立ち上げなくてもいい。
さらに、専用のFMトランスミッター『iTrip』を使えば、カーオーディオで『iPod』の音楽ライブラリをフル活用することもできる。残念なことに新型にはまだ対応していないが、近日対応予定なので、『FOCAL POINT』のWebサイトをこまめにチェックして欲しい。
これで家中にあるCDのデータは、『iPod』にまとめることができる。さらにMacの中にデータで持っている音楽も合わせて、『iPod』に入れてしまう。私は15GBの『iPod』に現在、159枚のCDを入れて1913曲、9.01GBを使っている。入れたのはほとんどがポップスとボーカルもので、クラシック関係は、まだ入れていない。
改めて絶対に聞かないであろうCDは排除したのだが、逆にLPレコードで、これは入れたいというものが出てきてちょっと気になっている。それから映画のサントラ盤をもっと充実させて屋外で気分に合わせて、自分だけのBGMを聞いて映画の主人公の気分を味わいたいという密かな野望が芽生えている。
[どこが違うの新型『iPod』]


Photo 01 |
前フリが長くなったが、アップルストアに注文した新型『iPod』が届いたので、早速、開封してみよう。まず、お約束で箱のデザインが変わっている。前回は白を基調にしていてが、今回は黒が入って全体を引き締めている(photo 01)。外側のカバーを抜くと中身が半分に分かれる(photo 02)。それを観音開きに開けると、本体が現れる(photo 03)。「音楽を盗用しないでください」と書かれた保護シールが貼られた『iPod』が現れる。これを外すと下から付属品が出てくる仕組みだ(photo 04)。15GBモデルはクレードルのような『Dock』が付属する。さらにワイヤードリモコン、ベルトクリップ付きキャリングケース、ヘッドフォンも付属するパッケージなのだ。これに比べると10GBモデルは付属品がインナーイヤー型ヘッドフォンと電源アダプタぐらいで、価格重視のユーザをターゲットにしているようだ。


Photo 02 |

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『iPod』の裏面には、プラス2500円で、オリジナルメッセージを入れられる。半角26文字、全角13文字で2行まで。レーザーによるエッチングで文字は非常に美しい。ということで、私も入れてみました。約2年の歳月をかけて、完成したオートバイの名前とWebサイトのアドレスである(photo 05)。なかなかカッコイイではないか。恋人や妻に『iPod』をプレゼントするときは、ぜひここにメッセージを入れることをお勧めする。もし彼女がメッセージを見た瞬間に、ちょっと眉をひそめたらそれは「こんな所に文字が入っていたらヤフオクや質屋に持っていた時に価値が下がる」と内心思ったに違いない。そんな心理テストまで、できるのだ(あ、したくありませんか、こりゃまた失礼しましたと)。

Photo 06 |

Photo 07 |
では、気を取り直して新旧モデルを対面させてみよう(photo 06、07)。新『iPod』は10GBと15GBが厚さ15.7mm、30GBでも18.7mmと胸ポケットに入れられる薄さを実現した。重量は158gと176g、携帯性優先なら10GBか15GBモデルがお勧めだ。比べたのは20GBの旧モデルと15GBの新モデルだが見た目でもかなりスリムになったことが分かる。そして、注目のインターフェイスは、リング状に並んでいたボタンが、機械的な接点のないタッチセンサー方式に変更され、透過式のバックライトが点灯するようになったのだ。この変更と厚みの変化、また接続コネクタの位置と形状の変更により、従来のケースや保護シールは、ほとんど新『iPod』には使えなくなってしまった。まあ、美しいデザインがウリの『iPod』をケースに入れる必要もないので気にする必要はない。人気の製品なので、きっとすぐに新型対応のケースが発売されるに違いない。使ってみて分かったのだが、液晶画面のバックライトが見やすくなった(photo 08)。以前は日中の屋外で点灯させると文字が見えなくなったのだが、今度は改善されて、どこででも見やすい。さらに画面の一番上に時計を常時表示できるようになった。次は起動画面にスケジュールが表示され、PDA化が進むのではと私は予想している。そしてこれが、新たに加えられた『Dock』だ(photo 09)。載せるだけで充電とシンクロができ、さらにラインアウト接続も完了。出掛けるときはリモコン+ヘッドフォンを使い、自宅では『Dock』に載せるこれが、新しい『iPod』のある生活なのだ。


Photo 08 |

Photo 09 |
次回は『iPod』の再生能力の限界に迫る「嵐を呼ぶ、ヘッドフォン5番勝負!」をお送りします。

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