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ゴン川野 Selection
●CPU=1GHz PowerPC G4/1MB -3次 & 256K- 2次キャッシュ/133MHzシステムバス、メモリー=512MB SDRAM、HDD=60GB Ultra ATA HDD、SuperDrive(DVD-R/CD-RW)、グラフィックボード=ATI Mobility Radeon 9000/64MB DDR ビデオメモリ、インターフェイス=ギガビット Ethernet、56K 内蔵モデム、1 FireWire & 2 USB ポート、AirMac カード標準搭載
http://www.apple.co.jp

第4回(完結編) 究極のPowerBook G4使いを目指して 12.26 UP
第3回 PowerBook G4の付属アプリ徹底研究 12.19 UP
第2回 PowerBook G4 + MacOS Xにできること 12.12 UP
第1回 会社はWindows、自宅はMacの美味しい生活 12.05 UP


 


[WindowsとMacを行き来する]

いよいよ2002年も残すところ6日である。私の初夢は、朝に起きてみるといつものWindowsマシン(photo 01)が、なぜか最新型のMacになっていたというもの(photo 02)。これを実現するためにDVI対応のディスプレイとWinとMacに対応したキーボードがあればいい。あまり使わないWindowsマシンはアナログ映像入力を使って接続しておき、MacはDVI接続でディスプレイにつなぐ。そしてキーボード切換機を使えば、『PowerBook G4』がデスクトップマシンに変身する。


Photo 01

Photo 02


Photo 03

Photo 04

Photo 05

Photo 06

Photo 07
もっとシンプルな方法は、『PowerBook G4』にVirtualPCをインストールすることだ。これはMac OS XでWindows XPを動かすアプリケーションで、本物のWindows XPがバンドルされており、『PowerBook G4』がそのままWindowsマシンに変身するのだ。もちろんWindows用のアプリケーションをインストールすることができ、プリンターや周辺機器も接続できて、インターネットへの接続も簡単にできる。MacとWindows間でのデータの移動もドラック&ドロップで済んでしまう。これなら、会社のマシンとデータを共有するときにWindowsマシンとして認識されるので、何の問題もなくなる。

それではMacのままで、Windowsマシンとデータを共有するにはどうしたらいいのか。Mac同士であればAppleTalkという便利な機能があるので、簡単にネットワークが組める(photo 03)。では相手がWindowsだったらどうするのか。今までは専用のアプリケーションを使って複雑な設定が必要だったのだが、Mac OS Xを使えば、速攻でネットワークが完成するのだ。

論より証拠、拙宅のマシンで試してみよう。現在、WindowsマシンもMacもインターネットに接続するために、ブロードバンドルーターにLANケーブルで接続されている。つまり物理的にはもうマシン同士はつながっているわけだ。まず最初にMacのシステム環境設定から共有を選ぶ。ここにある「Windows ファイル共有」にチェックを入れる(photo 04)。次にサーバへ接続を選択すると、「MSHOME」という項目があるのでアイコンを選んで、接続ボタンを押す(photo 05)。

なんとこれで完了なのだ。デスクトップにWindowsマシンの共有フォルダが入ったアイコンが表示されるので、これを開くと「DIME検証工房」のフォルダが見えるではないか(photo 06)。
Windows側から共有ドキュメントを開くと同様のフォルダが存在する(photo 07)。これで音楽、動画、テキストなどのファイルを自由にコピーできるようになった。いままで専用アプリケーションを使っても接続できずに諦めていた方も、これなら容易に接続できると思う。

さらにOS Xにはファイヤーウォール、インターネット共有、プリンタ共有などが追加された。これらの機能を使えば、ファイヤーウォール機能を使えば、専用アプリケーションを使わずにパーソナルファイヤーウォールを設定できる。そして、インターネット共有とはIPアドレスを別のマシンでも使えるようできる機能で、簡単に言えばルーターとしてMacが使えるのだ。Mac経由で複数のマシンからインターネットに接続できるようになる。そしてプリンタ共有では文字通りに複数のマシンで1台のプリンタを共有できる。さらにRendezvousと呼ばれる新機能が追加されており、これらの規格に対応したアプリケーションやネットワーク機器の発売が待たれる。どんなことができるのかは私には想像がつかないが、きっと素晴らしい世界が拓ける… と思う。


[Windowsに差を付けるビジネスアプリケーション]


Photo 08

Photo 09

Photo 10

Photo 11

Photo 12
第1回で紹介したEntourageは、なかなか優れたソフトであるが、『PowerBook G4』には標準でiCalというスケジューラーが装備されている。これがPIMソフトに迫る優れもので、基本となるカレンダーに加えToDoリストが管理できて、メールとの連携ができるのだ。
例えていえば『PowerBook G4』の中にPDAが入っているような状態だ。iCalのアイコンをクリックするとカレンダーが起動する(photo 08)。このカレンダーだが、ビジネスとプライベートで使い分けるために独立して作ることができる。これなら予定がたくさんあってもゴチャゴチャしないし、見やすさも抜群だ。また、月ごとに繰り返えす予定や、何日もかかる予定も設定できる。さらに右端にToDoリストの表示もできる。 また、インターネットに接続することで、 もっと便利な機能が使える。それはiCalに自動的にスケジュールを書き込むことができる機能だ。具体的にいえば、文庫本やCDやDVDの新譜の発売日、また映画のロードショーなど。例えば「iCalの倉庫」へ行くと、さまざまなスケジュールが登録されている。これらのスケジュールをクリックすると自動的に新しいカレンダーが作られ、リンク先が登録される(photo 09)。更新は好みのタイミングで行われるので、あとは毎日カレンダーを見るだけで、欲しい情報が得られるようになるのだ。
映画公開予定カレンダーを表示するとこんな感じに表示される(photo 10)。これに後述する『Sherlock 3』の検索機能を加えれば、劇場の位置や上映スケジュールまで分かる。スケジュールによっては情報ウインドウに表示されるタイプもあり、その場合はこのように見える(photo 11)。
こうしてチェックした予定を忘れないように、下記の方法で注意を喚起できる(photo 12)。

●メッセージの表示
●サウンドの再生
●自分にメールを送る

この最後にあるメールを送るというのが、なかなかいいのだ。携帯のアドレスを設定しておけば、外出していてもメールの着信で気が付くという寸法だ。もしマシンを立ち上げて作業をしていれば、問答無用でこのようなアラートが表示される(photo 13)。同時にサウンドも再生されるので、居眠りしていても大丈夫だろう。カレンダーには検索機能があり、適当な文字を入れていつ予定が入っていたが検索できる。重要事項はメモしておくといいだろう(photo 14)。


Photo 13

Photo 14

さて次に登場するのは、DIGITAL DIME担当編集ミヤザワがこれなしではプロジェクト管理は不可能とまで、言い切る「OmniOutliner」だ。一言でいえばアウトラインプロセッサなのだが、これで進行中のプロジェクトのToDoやスケジュールを管理するとすごく便利なのだ。もともと小説のプロットを考えたり、あるアイデアをまとめたりするためのアプリケーションなので、整理整頓が大得意。まず、インデントや突き出しと呼ばれる機能を使って、ToDoリストを階層化できる(photo 15)。さらに色を付けたり、ナンバリングしたり、いろいろな方法で項目を目立たせられる。次にソート機能を使えば、期限が迫っている順番に並び替えたり、担当者別に項目をまとめたりもできるのだ(photo 16)。ファイルの書き出しを使えばHTML形式やPDFファイルに出来るので、WindowsマシンやPDAでも見られる。このアプリケーションだけで、単行本を書いているライターもいるので、その実力はかなりのものだ。


Photo 15

Photo 16

同じメーカーから「OmniGraffle」というアプリケーションが発売されている。ちなみにPowerBook G4は両方がバンドルされている、つまり無料で付属しているのだ。先程、保存したファイルをこの『OmniGraffle』で開くと何とこんな形で表示される(photo 17)。自動的にチャート形式になっているのだ。これに手を加えて様々なチャートに変形できる(photo 18、19)。書き出し形式はJPEG、GIF、HTML、PDFなどが選択できるので、他の書類に加えたり、ホームページにアップしたり、プリントアウトして使うことができる。
これだけではなく「OmniGraffle」に用意されているパレットを使えば、絵心がなくても接続図や家具の配置や組織図なども速攻で完成!(photo 20)。これなら簡単なイラストは、わざわざイラストレーターに依頼しなくても、自分でも書けるに違いないと思わせてくれた。


Photo 17

Photo 18

Photo 19

Photo 20


[これを使えば誰でも達人になれる]

最後に最もMac的なアプリケーションである「Sherlock 3」を取り上げたい。もともとはHDの中にあるデータを、ファイル単位で全文検索できる検索機能から生まれたアプリケーションだが、現在ではインターネットを利用することで、全世界から情報を検索できるようになった。その機能とは、

●単語を含むサイトを検索/英語版(photo 21)。
●単語を含む画像を検索/英語版(photo 22)。
●単語を含むニュースを検索(photo 23)。
●映画館情報を地域やタイトル名から検索(photo 24)。
●世界最大のオークションサイト『eBay』の出展品を検索/英語版(photo 25)。
●英語単語の意味を辞書で検索/英語版(photo 26)。
●世界の航空会社のフライト状況を検索(photo 27)。
●6カ国語以上の言語が翻訳できる(photo 28、29)。


Photo 21

Photo 22

Photo 23

Photo 24

Photo 25

Photo 26

Photo 27

Photo 28

Photo 29

このような検索がブラウザを開くことなく、「Sherlock 3」のみで検索、表示できるのだ。
英語版のみの機能もあるが、それでも使えないことはない。さらにバージョンを重ねるごとに新しい機能が追加される可能性もある。『クイズ$ミリオネア』でライフラインのテレフォンブレーンに選ばれたら、絶対にPowerBook G4を購入して『Sherlock 3』を駆使すれば、賞金1000万円は確実。もし挑戦者になった方はゴン川野までご連絡されたし。

最後にアップルの歴史に触れようと思ったのだが、そんな簡単に書けるようなものではない。
シリコンバレーのハイテク企業が、アメリカの好景気の原動力となった。
そこに集まった若きエンジニアたちがリスクを恐れずに自分たちの会社を創立した理由は、ストックオプションで大金持ちを夢見ただけではない、彼らの口癖はこうだったという。
「何か全く新しい、素晴らしいものを作り出せるかもしれない、アップルのように」
アップルは今もシリコンバレーの伝説の一部なのだ。
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