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ゴン川野 Selection
BTOシステムを駆使し、Pentium4/1.9GHzのCPUに交換して、最速マシンを狙う。
メモリーを512MBに増設。グラフィックボードもサウンドボードも高性能なものに交換。ケースも変更。CD-Rドライブも付けた。結果、消費税込みで13万8852円になった。キーボードとマウスなし、OSも別なので、同社の完成品と比べ、かなり安くなった。
http://www.vspec-bto.com

第6回(完結編) 自作機はHDDレコーダーの夢を見るか 04.05.28 UP
第5回 究極の静音に挑む 02.10.24 UP
第4回 ガチンコ静音対決 02.10.08 UP
第3回 インターフェイスの要、キーボードを選ぶ 02.08.02 UP
第2回 新規インストールなら、楽勝のWindows XP Professional 02.07.19 UP
第1回 ドデカイ段ボール箱に、気分はもうクリスマス! 02.07.04 UP


 


季節は秋から冬へ、室温も下がり、いよいよ静音化に最適な季節がやってきた。思えばアップルが『キューブ』を発売したのも夏の終わりだった。垂直冷却管を装備して対流による冷却でファンレスを実現。まさに静音マシンの理想だったのだが、やはり無理だったのか生産休止
というか、永遠に中止になってしまったのだ。クリスタルクリアーなキュービックスタイルを持つユニークなマシンだっただけに、これは非常に残念である(買わなくて良かった?)。

一方、ペンティアムはクロックアップを重ねるごとに巨大なヒートシンクとファンを備えた無骨な状態になり、ケースにもファンを2個も3個も付けるのが常識となってきている。早ければ後はどうでもいいという、スピード至上主義である。オフィスで使うのなら暗騒音レベルが高いので問題ないと思うが、自宅ではバツなのだ。ちなみに暗騒音とは、自分が聞きたくないと思った、すべての音をひっくるめた騒音のことである。例えば図書館の暗騒音レベルは40dBぐらい。静かなオフィスでは、これが50dBになる。ささやき声で30dB、木葉の触れあう音が20dBといわれている。ウチでもパソコンで騒音レベルを測定して、数字で示したいのだが、今回は間に合わないので、全て「聞いてみた感じ」というアバウトな記述になる。まあ研究論文ではないので、これでいいのだ。

拙宅は引っ越してから非常に静かな環境になり、ノートPCでは比較的静かと言われているIBMのThinkPadのファンが回ると気になるレベルにある。したがってヌル小口がノートPCだから、静かであるという基準は、ヌル過ぎると言っておこう。

それから、この記事を読んで静音化してみようと思ったあなた、メーカー製のマシンの場合、電源部を交換すると、当然のことながら、保証対象外になる。さらに配線を間違えたり、ショートさせるとマシンが起動しなくなったり、燃えたりする恐れもある。もちろん君もしくはメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないから、そのつもりで。では、成功と生還を祈る。パッパラ〜、パパパパ〜



[電源を静音化するだけじゃダメ!]


Photo 01
まず、静音化の要になるが電源部である。このファンを黙らせなくては話にならない。静音電源はいろんなメーカーから発売されており、どれがいいのかよくわからないのが実状だ。そこで秋葉原の「俺コンハウス」店長が推薦するSeasonicSS-300FSphoto 01)を本命と決めた。この電源は、スマート&サイレントファンコントロールと呼ぶ技術によって、温度変化と負荷の両方をモニターしながら、ファンの回転数を制御している。これにより対流冷却モードでは25dBというノイズレベルを実現。つまり、ささやき声と木の葉の触れあう音の間ぐらい。これはかなり静かである。しかもシングルファンなのだ。



さて、これに対する穴馬であるが、「高速電脳」の誇る静音電源SNE SUPER SILENT REAL POWER SSRP-TOP320P4(photo 02)に決定した。その驚異的なノイズレベルは切換スイッチにより、何と14dBまで下げられるのだ!(photo 03)。こちらはダブルファンを採用、比べてみるとこんな感じだ(photo 04)。


Photo 02

Photo 03

Photo 04


Sound 01
早速、実際にマシンに搭載して音を比べてみた。SeasonicSS-300FSもかなり 静かなのであるが、やはりスーパーサイレントモードを使うとSNEの方が圧倒的に静かなのだ。どれぐらい音が変わるかを録音してみたので、体験して欲しい(sound 01)。約5秒後にモードが切り替わるのだ。


Photo 05
こうして電源が静かになると次に気になるのが、パソコン本体に取り付けてあるクーリングファンのノイズである。定番としては静音ファンへの交換がある(photo 05)。これはノイズレベルが15dBで、2個入り1980円とお得な8cmファンで、高速電脳でゲットした。交換により、さらに静けさを増した自作機だが、ペンティアム4の純正のCPUクーラーに付いているファンが結構高速回転するため、気になるのである。


[ファンコントローラーで何でも静音化]


Photo 06

Photo 07
CPUクーラーはヒートシンクと一体化されているため、そう簡単に交換はできない。それにヘタに交換して温度が上昇するとマザーボードが壊れてしまい、一巻の終わりである。そこで登場するのがシステムテクノロジーのスーパーファンコントローラー(photo 06)である。これを使えば、ほとんどのファンの回転数を無段階で調整できるのだ。しかも3.5インチベイ取り付けタイプを使えば、フロントから操作できる(photo 07)。
さらに温度センサーも搭載しているので、危険温度に近づくと自動的にファンの回転数を上げられる。ファンは2個まで制御できるので、CPUとケースの両方のファンの回転数が下げられるのだ。

早速、ケースを開けて取り付けてみよう(photo 08)。ちょっと複雑に見えるが、ファンの電源を抜いてコントローラーに差し込み、コントローラーに電源を接続して、センサーを接続。センサーはCPUのヒートシンクに固定すれば完成である(photo 09)。どんな効果があるのかペンティアムの温度管理ソフトで調べてみよう。まず、ファンを全開で回した状態。Fan2の数字を見ると、約3000回転で回っていることが分かる(photo 10)。そこから、コントローラーを使って回転を下げると、1500回転以下まで回転を下げられる(photo 11)。温度をチェックしてみたが、この回転数で何の問題もない。


Photo 08

Photo 09

Photo 10

Photo 11

[さらに続く、静音化への道]


Photo 12

Photo 13
こうして完成したかと思われた静音化なのだが、なぜか耳障りなノイズが聞こえる。こ、これはグラフィックボードのヒートシンクと一体化しているファンのノイズだ!(photo 12)。コントローラーで制御できそうだが、端子が合わない。直接、抵抗をかませた方が簡単だろう。抵抗自体が発熱する恐れもなさそうである。独立した温度センサーを付けて、温度変化を調べるということで次回への課題。しかし、うるさいので取りあえずファンを止めてしまった。たぶん冬だから、大丈夫だろう。ここまでやるとさすがにファンのノイズは窓を開けた状態では、ほぼ聞こえなくなった。だがHDの回転する音が気になる。これは流体軸受けを使った製品に交換すれば、解決できるはずだ。さらに防音ケースに収めておきたい。パソコンのケースには吸音材を貼る予定である。まあ現状でもノートPCより静かであることは確実である。

最後にオマケと言っては何だが、勝負に敗れた静音電源をMacに使ってみた。さらに12cmのファンを静音化して、ファンコントローラーも接続。グラフィックボードのファンを止めてみたら、こちらもかなり静かになった。Macの方が内部へのアクセスが簡単で、ファンも1個しかないので静音化したくなる(photo 13)。だがATX互換機用の電源はそのまま流用不可! 運が悪いとマシンがブチ壊れてしまうので、読者のみなさんはくれぐれも真似をしないように。








では、また来週、See you next week !
 
 


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