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モツ橋本 Selection 『251i』好調の影で密かに人気。薄型折りたたみ『P504i』の真髄とは?NTTドコモ「ムーバP504i」(パナソニック製)オープン価格(実勢価格約2万5000円)
●幅50×高さ100×厚さ16.8mm、99g。連続通話=140分。連続待ち受け=490分。電話帳=500件。充電時間=約105分。ディスプレー:メイン:2.1型(132×176ドット)約26万色TFTカラー液晶、サブ=2行表示(96×38ドット)のモノクロ液晶。受信メール=200件。送信メール=100件。発信履歴(リダイヤル)=30件。着信履歴=30件。iアプリ登録=最大200件。
http://www.nttdocomo.co.jp/

第4回(完結編) 通信速度が3倍なら、料金も3倍! トホホ…… 02.25 UP
第3回 ケータイで演出する快適メールライフ 09.13 UP
第2回 PHS派の私を転向させた画期的ケータイとは 09.12 UP
第1回 ちょっとまじめに、504iの進化について…… 08.09 UP


 


最近、NTTドコモの「504i」が値下がりしつつあるのを知ってます? 発売当初は3万円台だったのが、2万円台前半でも買えるんですよ。NTTドコモのラインナップでは、カメラ付きの「251iシリーズ」ばかりが注目されているけれど、実際に使ってみると、実にiモードの使い勝手が良い「504iシリーズ」。その魅力をパナソニック製の『ムーバP504i』を例に挙げながらリポートしていきます。今回は、その第1回目。本題に入る前にiモードの変遷と、「504i」の進化のポイントをまとめました。



[「504i」は、4世代目のiモード機]

iモードは、99年2月から始まったサービスです。開始と同時に発売されたのが『デジタル・ムーバF501iハイパー』(富士通製)で、ここから「500シリーズ」がスタートします(iモード誕生前夜からブレークするまでの様子は、元『とらばーゆ』編集長の松永真理氏の『iモード事件』(角川書店)や、現iモード企画部長の夏野剛氏の『iモード・ストラテジー』(日経BP企画)などに詳しく書かれています)。
以後「500シリーズ」は、「502i」→「502it」→「503i」→「503iS」→「504i」と対応機が続々と登場します(photo 01〜06)。製造メーカーは、D(三菱電機製)、F(富士通製)、N(NEC製)、P(パナソニック製)、SO(ソニー・エリクソン製)の5社。品番につく「i」は、iモード対応機、「t」はトラフィック、「S」はセカンドバージョンであることを示します。よって「504i」は、4世代目のiモード機ということになります。

99年1月に発表されたiモード1号機『デジタル・ムーバF501iハイパー』(富士通製)。ヒロスエが私生活で使っていると話題になった。
Photo 01

 

99年11月に発表された『デジタル・ムーバF502iハイパー』(富士通製)。iモード機としては初めてカラー液晶を搭載した。
Photo 02
00年5月に発表された『デジタル・ムーバF502itハイパー』(富士通製)。初めてカーナビに対応した機種。
Photo 03

 

01年1月に発表された『デジタル・ムーバF503iハイパー』(左)と『デジタル・ムーバP503iハイパー』(右)。初めてiアプリのダウンロードに対応した。
Photo 04
01年5月に発表された『デジタル・ムーバP503iSハイパー』。現在でも店頭に並んでいるロングセラー機となった。
Photo 05
02年5月に発表された『ムーバF504i』(左)と『ムーバD504i』(右)。本シリーズから、名称が簡略化された。
Photo 06

[「504i」で何が変わったか?]

「500シリーズ」のすべてに共通しているのは「iモードがフル機能で使えること」です。iモード対応機は、「503i」から、iアプリと呼ばれるソフトがダウンロード可能になり、ゲームなどを自由に入手することができるようになりました。また『プレイステーション』と連携させてゲームで遊んだり、カーナビに接続し、そのモニターでiモードコンテンツを楽しむこともできます。これに対し、「200シリーズ」はスタンダードなメールの送受信やサイトの閲覧など、iモードの基本機能のみが使えるようになっています。 では「504i」は、いままでのiモード機と比べ何が変わったのでしょうか? 最大のポイントは、9.6Kbpsだったデータ通信の速度が、約3倍の28.8Kbpsになったことです。関東甲信越地区のNTTドコモでは、快適にサイトが見られることを「サクサクショック」というキャッチコピーでCMしていますけれど、これは本当です。はっきり言って、384Kbpsをウリにする次世代ケータイ、フォーマよりも速いというのが私の印象です。


Photo 07

Photo 08

Photo 09
データ通信の高速化は、2つのメリットが挙げられます。ひとつは同じ量のデータならより短い時間で入手できること。もうひとつは、同じ時間でより大きなデータを入手できることです。より短い時間でデータが入手できるようになると、サイトの取り込みや移動がやりやすくなります。たとえば画像付きのニュースサイトなどが、比較的ストレスなく見られるようになります。「iモードってパソコンに比べると、データを入手するまでの時間がまどろっこしい」という人いますよね。そういう方は「504i」に変えると、iモードの印象が変わるでしょう。体感イメージは、アナログ回線をISDN回線に変えて、ウェブアクセスするといったところでしょうか。

同じ時間でより大きなデータが入手できるようになったことにともない、iアプリのサイズは10KBから30KBに容量アップされました。また「待ち受けiアプリ」という新機能も加わっています(photo 07)。これはパソコンのスクリーンセーバーのようにiアプリを常駐させる機能です。「待ち受けiアプリ」には、人気のアニメキャラクターなどが動き回ったり、何人かのグラビアアイドルの写真が定期的に入れ替わるなど、さまざまなタイプが用意されています。iアプリ=ゲームという印象は強いのですが、「504i」からは、スクリーンセーバーの機能が加わったとお考えいただければ良いかもしれません。

「504i」は、IrMCと呼ばれる赤外線通信に対応したことも特徴に挙げられます。これまでも個別の機種同士で赤外線通信に対応したモデルが発売されていました。が、今回は「504i」すべてに赤外線通信が備わったのです。赤外線通信を使うと、電話帳やメールなどを直接電話機同士で交換ができるだけでなく、さまざまな機器と連携することも可能です。コカ・コーラの自動販売機と赤外線通信すると缶飲料が買えたり、第一興商が運営するDAMのカラオケボックスでは、曲の登録が行なえるなど、ユニークなメニューが次々と登場しています。またレンタルビデオチェーンのGEOでは、「504i」が会員証のかわりになるサービスを始めています。 さらに先日行なわれた展示会では、イトーヨーカドー系のアイワイバンクのATMを「504i」でコントロールしているデモが行なわれていました(photo 08)。今後も赤外線通信を使ったサービスは各方面で登場するでしょう。

このほか、メールの文字を効率よく入力できるかな漢字変換ソフトの強化、絵文字の追加(photo 09)なども「504i」の特徴です。

製造しているのは、前述の5社。いずれも2万円台まで値下がりしています。このなかで売れ行きが好調なのはNとPの2機種。折りたたみ機としての実績を持つNのほうが人気を集めています。では、驚異の16.8mmという薄さを実現したPが、なぜNに勝てないか? 次回は、Pの特徴を紹介しながら明かしていきたいと思います。





 
 


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