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1号で「お取り寄せ」のページを担当したのだが、早朝からの撮影もそこそこに、目黒のキッチンスタジオを出た。次の仕事が待っていたのだ。

人気の「お取り寄せ」を口にできる数少ないチャンスだったのに……。食べたかったよなぁ〜。あーっ、スタジオに残ったスタッフが羨ましい!

JR渋谷の駅を下りると、いつものように駅前の交差点は、人で(とりわけ若者で)いっぱいだ。
ここに来る度に「何もこんな見つけにくい場所で待ち合わせしなくとも……」と思うのだが、いっこうに減る様子はない。なにしろ渋谷駅の「ハチ公前」といえば、上京したことのない人でさえ知っている「日本一有名な待ち合わせ場所」なのだ。

公園通りを歩いて、NHKへと向かう。

さて、この通りにはシブヤ西武のモヴィーダ館があるのだが、その入り口には「猫の像」が設けられている。

この猫の名前、「NANAKO」という。もちろんメスだ。

では、どうして、その名前になったのか?
かなり昔、実は取材で尋ねたことがある。その時の答えはこうだった。

渋谷にはシンボルとして「ハチ公」がいる。「向こうが犬なら、こっちは猫で」「向こうがオスなら、こっちはメスで」ということになり、オス犬ではなく、メスの猫の像になった……そう記憶している。

また、こんなことも言っていた。「向こうは『8』だが、こちらは『7』。『ハチコー』ほどにはなれなくても、それに迫る勢いで、世に広く働きかけたい。『ナナコ』にはそんな思いも込められています」。そんな、謙虚ではあるが、志のある回答だった。

なんと、「猫のルーツは犬だった」わけである。

先日、ダイムの「2005年・春の増刊号」を任されることになった。
今の時点では、まだ何をどうするとも決まっていない。白紙の状態である。
ただ、3月の10日頃に発売を考えているらしく、制作時間に余裕がないことだけは間違いない。

ダイムの意味は「10」。今度の増刊には、先の話に乗っ取って「9」というタイトルを打ちたいくらいだが、それは(自らの実力を鑑みても)高望みというものだろう。
まずは、「0」からのスタートである。

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