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整理ができない。机のキレイな同僚を見ると本当にうらやましい。自分の机を見てみれば、残された作業面積は、LPレコードのジャケットサイズ……といったところだろうか。
そういう人間は、段取りも悪い。空間の整理ができなければ、時間的な整理など更にできないのである。
たとえば、私は発表会のインビテーションをよくいただく。ファックスで来るものもあれば、定形の封書もある。また、ハガキで来るものもあれば、変形の容器に入ってくるものもある。
まず、これらの紙類が整理できない。単なるお知らせならば、手帳に写せばいい。
しかし知らない場所が会場だったりすると、当日までアクセスの手順や地図は手元においておかねばならない。
また、「当日は本状をお持ちください」とあるものも多い。やはり捨てられない。
それぞれに形が違うのも「整理下手」にとっては悩みのタネだ。
たとえば、B5サイズとA4サイズが混ざっただけで、私などは持て余してしまう。
そこで拡大コピーをして、すべてA4サイズに揃えてからバインダークリップなどでとめておくのだが、この作業だけで時間を食う。
情けないことに、コピーの待ち時間に文面をじっと眺めていたら、いつのまにやら暗記していた……なんてことさえある。なんのことはない、小学生の時に作ったカンニングペーパーみたいなもんだ。作っている間に覚えてしまうのだ。
「覚えたならいいじゃないか」と言われそうだが、そこは小心者の悲しさ。「忘れたらどうしよう」と不安に怯え、結局はファイルに入れてしまう。
事実、何度か「覚えたから、もういいや」と、捨ててしまったことがある。しかし、これまた小学生のテストの時と同じ。試験開始の合図とともに、なぜか覚えたものは全て脳から消えてしまうのだった。
ところがこんな私でも、絶対に忘れない日がある。銀座・伊東屋の「新年のスケジュール張を売り始める日」だ。
というのも伊東屋では、翌年のスケジュール張を売り出す日を書いたシールを事前にくれるからである。あとは自分のスケジュール張に、それを貼るだけなのだ。その日になれば、いやでも思い出す。
だからこそ思う。自分がインビテーションを発信するような立場になったら、絶対にシールにインビテーションを印刷しようと。
開催日時も場所も連絡先も担当者も地図も印刷された部分をはがして、あとは各々のスケジュール張にポンと貼ればいいようにしておくのだ。できれば名刺サイズくらいがいい。(別にもっと小さくてもいい……QRを印刷して、うまく利用することだって可能かも?)
これならわざわざ転記する必要もない。紛失することもないし、招待状の提示を求めるような場合でも、それを見せるだけですむ。
「貼るスペースがない」なんていう人もいるだろうが、そういうスケジュール張を使っている方は、これまで通り、シール部分をはがさずに保存すればいい。
これ、無用な封筒の装飾よりも、よっぽど集客力においてはコストパフォーマンスが高いと思うのだが、どうでしょう? それに送付先の住所にはシールを利用しているところだってあるのだし…。
えっ、「スケジュールはデジタル機器で管理してるから、まったく関係ない」?
すみません。じつは私自身はダイムの人間にもかかわらず、完全なアナログ人間なんです。トホホ……。
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