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●幅107×高さ58×奥行き25mm、170g(電池別)
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[RAWデータは、ほんとにマニアック]
高画質の代名詞のように言われているRAWデータだが、俺はほとんどJPEGでしか撮影してない。なぜなら、RAWは読み込みに時間がかかるし、ファイルサイズが大きいので撮影枚数が少なくなるし、Macに読み込んでからの整理、保管も面倒だからだ。RAWのメリットは画像の劣化なしに、色温度や露出などのパラメータを自由自在にコントロールできること。さらに撮影したデータ自体が圧縮されていないため、理論的には画質の劣化がゼロであること。非圧縮という点だけなら、RAWでなくてもTIF形式で保存するという方式もある。

まあ、とにかくGR DIGITALのモードをRAWにして撮ってみることにした。4:3と3:2の2つのモードがある。3:2は35mmフィルムの比率でデジタル一眼レフが採用している比率だ。ただしオリンパスは違うが。4:3はコンパクトデジカメが使っている比率でA4やL判の比率に近いため、プリントアウトするときにトリミングする範囲が少なくて済む。もちろんファイルサイズも違ってくる。3:2の方が少ないのだ。なぜなら、4:3の画像をトリミングして3:2にしているからである。これはもったいないので、今回は4:3で撮影した。書き込み時間は予想以上に遅く10秒ぐらいはアクセスランプが点滅することになる。RAW+JPEGの同時記録をおこなっているから、余計書き込みに時間がかかるのだろう。動かない風景写真ならいいが、人物やスナップには使えないというのが正直なところだ。RAWデータのファイルサイズは11.6MBとべらぼうに大きい。1GBのSDメモリーカードを使っても86枚しか撮影できない計算になる。JPEGの最高画質なら、3MB前後なので333枚は撮れる。


photo 01

photo 02
RAWデータは互換性がないので、このまま印刷所に納品したり、ヨドバシカメラに持っていってプリントしてもらうわけにはいかない。そのデジカメの専用アプリケーションかRAWデータを開けるアプリで現像にあたる作業が必要になる。ポピュラーなのはAdobe『Photoshop CS』だろう。新型デジカメにはプラグインで対応している。プレビュー画面はこんな感じだ(Photo 01)。さまざまなパラメータが変更できるのだが、かなり写真に関して精通していないと使いこなすのは難しい。っていうか俺にもよく分からないし… 次は高速処理と高画質で知られている純国産の市川ソフトラボラトリー『SILKYPIX Deveoper Studio 2.0』である(Photo 02)。こちらも多機能だが、普通の日本語表示のため、どんな機能なのかだいたいの想像が付く。どちらもホワイトバランスを撮影時の設定のままにしてあるのだが、Photoshopは4850K、Deveoper Studioは5090Kになっている。この時点で俺には謎だ。同時撮影したJEPGと比べるとDeveoper Studioの方が近いと思うのだが、JPEGの方がメリハリがあってシャープネスもかかっている。何の問題もなければ、俺はJPEG上等と言いたい。だいたい、いまPhotoshopで展開したRAWデータを非圧縮のTIF形式に保存したら1枚で45.8MBもあって、さすがにこれをアップすることは出

photo 03 (2.4MB)
1/160sec f9 ISO64

photo 04 (1.5MB)
 

photo 05 (1.8MB)
 

photo 06 (1.9MB)
1/400sec f4.8 ISO64

photo 07 (1.9MB)

photo 08 (1MB)
※右クリックから「保存」を選んでください。
※大容量データですので、ご注意ください。
来ない。仕方ないので両方ともJPEGにしちゃいました。まず、これが同時記録されたJPEGの画像である(Photo 03)。次がPhotoshop CSの画像(Photo 04)。そしてDeveoper Studioの画像だ(Photo 05)。確かに微妙に違う。これは単純にRAWデータを展開しただけで、それぞれのアプリが持っている機能は全く使っていないので、このような使い方は宝の持ち腐れなのだ。それでは面白くないので、今度は機能を使った作例を作ってみよう。まず無加工のJPEG画像(Photo 06)。Photoshopでは偽色を除去するフィルターを使った。細かい木の枝に注目して欲しい(Photo 07)。Deveoper Studioでは富士写真フイルムのベルビアをイメージしたポジフィルム調の鮮やかな発色とこってりとした色乗りを目指した(Photo 08)。このような補正が簡単におこなえる。もちろん、厳しくおこなえばもっと良くなるはずなので、RAWデータを極めたい方は、いろいろ実験してみるといいだろう。適正露出もRAW前提とJPEGでは違うらしいし、マニアック係数は限りなく高く険しいこと間違いなしだ!


photo 09
1/750sec f2.4

photo 10
1/750sec f2.4
最後に気になったこと。天気がいい日に絞り優先AEで開放のf2.4にしたまま撮影していると、露出オーバーになることがしばしばあった(Photo 09、10)。シャッター速度は1/2000secまであるのに… 1/800secより早いシャッター速度になったことはない。それから、液晶モニターをOFFにして外付けファインダーを使っても、シャッターボタン半押しで必ず液晶モニターがONになる。これはシンクロモニターモードという仕様なのだが、完全OFFモードが欲しいところだ。後、AFの作動音が「グギッー」って感じで耳障りだ。AFをスナップか無限大に設定すれば動かないので、問題ないと言えばないのだが。

GR DIGITALはジャンルからすれば「お散歩デジカメ」なのだが、そのこだわりと高性能に敬意を表して「本気デジカメ」に入れた。その画質は、人によってはこれなら一眼レフはいらないと思わせるもので、俺もGR DIGITALの画像を見て、早くニコン『D200』をゲットしなければと思ったのだ。