●幅105.7×高さ55.8×奥行き25.6mm、約185g(電池別)
問い合わせ先 パナソニック
TEL 0120-878-365
http://panasonic.jp/dc/lx1
[四角いところは丸く掃け]
写真はなぜ正方形じゃないのか? この問題について深く考えたことがある方は手を挙げて〜 そもそもレンズは円なのだから、もっとも効率よく入ってきた光を受けるためには正方形のCCDを作ればいいのではないか。銀塩写真では6×6という正方形のフォーマとがあり『
ハッセルブラッド
』というプロ用のカメラが有名である。このカメラはNASAも使っていてアポロ11号の機材として使われ、
月に印された人類の偉大な一歩を記録したのだ
。俺が思うこの正方形のフォーマットは雑誌で写真を使う場合に縦位置でも横位置でもあとからトリミングしてどっちでも使えるから便利なんだよね〜 っている理由でコマーシャルフォトには使われていたに違いないのだ。あとはハッセルというブランド。
それでは普通の銀塩写真の比率はといえば3:2である。この理由は1912年頃にドイツのオスカーバルナックが散歩をしていた時に…(以下20行削除)
というわけでフィルムの寸法は幅35mmで画面サイズは18×24mmに決まったのだ。このもとになった映画のフィルムは70mmともっと横長だった。そこで一眼デジカメも35mmフィルム用のカメラボディとレンズとの互換性を考えて3:2を採用した。コンパクトデジカメは初期に使っていたデジタルビデオカメラのCCDの比率が4:3だったので、現在もこの比率のモデルが多い。しかし、これでほんとにいいのか? 人間の目は横に2つあるのため視野はかなり横長なのである。これを考慮して決まったのがハイビジョンの16:9という比率だ。写真の比率も16:9の方がいいのではないか。なぜならいくら超広角レンズを使っても上に写るのは空、下に写るのは地面で、撮りたいものは左右に広がっていることが多いからだ。それなら、横長のCCDを作って貴重な画素を左右方向に増やした方がいいではないか。上下はトリミングするなら最初からいらない! こうして生まれたのが『DMC-LX1 LUMIX』である。実はいままでも16:9で撮影できるデジカメは存在したのだが、これはカメラ側で上下を切っただけなので当然、画素数は少なくなる。LX-1は正真正銘の16:9専用CCDなので、16:9が最大画素で3:2、4:3と切り替えると画素数は減少する。
[8Mピクセルは1GBで277枚撮れる]
photo 01
いきなり説明的なタイトルだが、俺はLX-1を使うために遂に大容量SDメモリーカードを購入した(
photo 01
)。転送速度20MB/sの高速タイプでしかも著作権保護対応である。なぜならLX-1にはSDメモリーカードが付属しない。これはいいことだ。中途半端な容量のカードが付属しても8Mピクセルを記録するには役不足なのだから。ちなみに最高画質で撮影すると1GBで277枚撮影できた。何度か撮り直して画像を消去したりしつつまる1日撮影したら電池はカラになり警告マークが点滅したが翌日の朝まで何とかもった。ストロボは試しに数枚撮っただけで、ほとんど使っていない。
それでLX-1なのだが、箱から出してみるとまずレンズキャップがカッコイイ!(
photo 02
)。 これはあきらかにライカのレンズキャップを意識しているに違いない。 ちなみにこれが元祖ライカである(
photo 03
) 。
photo 02
photo 03
photo 04
ライカの場合はレンズキャップだけで1万円以上の値段が付いてるので存在感が違うが、LX-1の結構雰囲気があるのだ。レンズ銅鏡部分と同じ色のシルバーを使いカメラの名前をセンターに線彫りで入れたあたりが憎い。LX-1には2色のボディカラーがあるが、俺はシルバーよりもレンズが目立つ、このブラックの方が好みである。レンズキャップを外してメインスイッチを入れるとライカと書かれたレンズがグーッと出てくる(
photo 04
)。
35mmフィルム換算で28〜112mmの4倍ズームである。広角系ズームで4倍はなかなかない。この画角は貴重である。そしてこのタイプではお約束の2.5型液晶モニター搭載。撮影モード、絞り、シャッター速度、ISO感度、ヒストグラムと知りたい情報は全て表示される(
photo 05
)。撮影時には水平と垂直を知るための方眼線も出せるのだ。また絞り優先とシャッター速度優先オートの時にはそれぞれ絞りとシャッター速度をジョイステックを上下に動かすことで切り替えられ、これまた快適だ。ボディは薄すぎず小さすぎずに持ちやすい(
photo 06
)。
photo 05
photo 06
[16:9は超広角20mm感覚!]
では早速、撮影してみよう。これが通常のコンパクトデジカメと同じ4:3モードである(
photo 07
)。画面はトリミングされるので34mm相当の画角になる。次に一眼デジカメと同じ3:2モードに切り替える(
photo 08
)。32mm相当だがさっきに比べて左右の広がりが感じられる。そして16:9にすると、28mm相当なのだがワイドな画面で24mmを通り越して20mmぐらいの画角に感じられる(
photo 09
) 。
photo 07
photo 08
photo 09
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この横に長い画面が生きるのがサーキットである。完成したばかりの
FISCO
での走行会でのスナップがコレ(
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)。ピットでスタートを待つライダーとマシンの列が16:9で見ると、よりリアルに感じられる。そして最高速度300kmに達するメインスタンド前のストレート。ここのなが〜い感じもバッチリ出ている(
photo 11
)。それなら、『
コカ・コーラ鈴鹿8時間耐久ロードレース
』に持ち込んでもっとバンバン撮るぞ〜!
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ということで連写モードを使ってル・マン方式のスタートを連続撮影。コースの反対側に並んだライダーが合図と同時に自分のマシンまで走っていってスタートする緊張の一瞬だ(
photo 12
)。おっとライダーが走り出した(
photo 13
)。そして素早くスタート(
photo 14
)。甲高いエキゾーストノーツを残しながら次々とマシンが加速していった(
photo 15
)。ほんとはもっと沢山あるのだが省略してある。このように連写モードを使えば失敗なくスタート瞬間が捉えられた。13時50分頃から雨が降り出しヘアピンカーブでも路面がウエットになってきた(
photo 16
)。これはデジタルズームを使って22.5倍で撮影(
photo 17
)。計算だと630mm相当なのだが手ブレ補正機能のおかげか手持ちでもブレずに撮れた。チェッカー直前の19時26分に「BEET MOTUL ジパツーRACING」のマシンがピットインしてきた。ラジエーター関係のトラブルらしい。シャッター速度0.3秒でブレずにピット作業が撮れた(
photo 18
)。作業中の人間が動いているため、こちらはブレているがそれがまた作業の緊張感を伝えてくれた。作業用のライトが持ち込まれ、必死の復旧作業が続く(
photo 19
)。そして再スタート(
photo 20
)。
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縦位置にしても16:9は広さを感じさせる。結局、彼らは完走して23位になった。19時30分、チェッカーフラッグが振られてレースは終了した。ヘッドライトとテールライトを点灯しながらマシンがゴールしてくる。ピットの前はクルーで一杯だ(
photo 21
)。
これは1/8秒で撮影したのだが、1/2秒だとこうなる(
photo 22
)。
マシンは動きが速すぎて光の軌跡しか写っていない。絞り優先オートで撮影したのだが、露出アンダーでもシャッターは切れるので、このようなマニュアル的な使い方もできる。どちらも手ブレ補正機能によってきれいに撮れた。そしてお約束の花火。これはもちろん花火モードを使った(
photo 23
)。ついでにホテルの部屋からの夜景。ウーン美しい(
photo 24
)。一人で見るにはもったいないぐらいきれいな夜景だ。ちなみに朝はこんな景色になる。8Mピクセルになると解像度が高くパノラマ写真のようだ(
photo 25
)。16:9だとマクロ撮影もワイドなので料理の撮影も楽だ(
photo 26
)。
最後にリサイズなしの画像をお見せしよう。これがリサイズした全景で(
photo 27
)、リサイズなしで左下をトリミングしたのが、これだ(
photo 28
)。
被写体に向き不向きはあるかもしれないが、16:9のワイドデジカメで見る風景は新鮮だ。来年はぜひ北海道に持って行きたいと思った。このデジカメがブームになって各社から16:9CCDのデジカメが発売されることを祈っているぞ〜